阿部譲二のMのある風景―屈辱の周辺#5生き恥


生き恥

屈辱派の中でも生き恥系(公衆や多数の異性の面前で屈辱を曝す)は、かなり深化したM性を持った方でないと二の足を踏まれるかもしれません。所が実は、私は昔からこれに嵌っています。経験を重ねることで恥に対する感度が鈍くなり、より強い刺激を求めた結果だったかもしれません。女性たちやカップルに軽蔑され嘲笑されることで、女性に下に見られていると意識して性的に興奮します。集団のカップルに奉仕させられるテーマで書いたのが、比較的初期の作品「屈辱の奴隷奉仕」(このウェブサイトのマガジン欄にアップされている)ですが、実は私の実体験に基づいています。その頃、交際雑誌で知り合った年配の夫婦が主催するホームパーティで、多数のカップルに奉仕させられたのです。それも、1回限りでなく実は4回ほど続きました。馴染みになった奥さんがティッシュを股に挟んで「こぼれる、こぼれる」と小声で呟きながら私の方に小股で歩み寄ったかと思うと、いきなり顔に跨られて御主人の生臭い精液を吸わされたのも懐かしい思いでです。
最近、ヤプーズビデオPG−07で、3組のカップルに奉仕させられるM男性を主役にした「セレブ男女複数カップルSex合コン」を見て、当時を連想した次第です。この体験は「屈辱M病棟」で取り上げたセックスパーティのアシスト役としてカップルの慰み者になるシーン、そして「ホームパーティの生贄」や「淫乱妻の贄」のでのアナル舐めシーンの描写に繋がりました。
 もうひとつ私がさるSMサロンの開店X周年パーティに出席した時の経験を御披露しましょう。ステージでの緊縛ショーが終わった後、参加者たちが飲み物を片手にサイドテーブルのつまみを盛った皿の周りに歩み寄った時でした。取り皿を取ろうとテーブルに近づいた私は、「ジョージじゃないの。……こっちへおいで!」と声を掛けられ、突然方耳を掴まれぐいと後ろに引かれました。振り向いた私の目に入ったのは、先日とあるプライベートな集まりで出会ったS女の深雪さんだったのです。彼女は耳を掴んだまま人混みをかき分け、私を壁際に連れて行きました。「便器になるのよ。そら、早く!」私に囁きながら彼女は壁沿いにへたり込んだ私の顔に跨りました。パンティがまくられ、柔らかい彼女の股間が私の口を覆います。少し間を置いて私の口中に彼女の小水がちょろちょろと注がれたのです。勢いはむしろ緩かったものの終わるまで時間がたっぷり掛り、私は付近の客の視線を意識して気が気でなかったのですが、それでもこぼさぬ様に飲み干すのが精一杯です。終わって彼女の股間から解放された私は、身を起こしながら素早く当りに視線を走らせました。「じゃー、またね」と雪絵さんは私の視界から消えます。付近には女性グループのテーブルもあって、こちらをチラチラ見ている女性たちが目に入り、私は恥ずかしさでいっぺんに上気しました。逃げるようにその場を立ち去った私の背後から、女性たちのクスクス笑いガ追いかけてきました。さすがに振り向いて彼女らの軽蔑の視線を受け止める勇気が無く、そのままになってしまいましたが、引き返して自らもっと生き恥をさらしていたらと、今では残念に思っています。


なお、以下に紹介するのは、ビデオ化を視野に作文した未完成の原稿の一部です。皆さんにお楽しみ頂ければさいわいです。


朝食を終えた雄一は会社の接待ゴルフで外出しました。残った啓子は、かねてから予定されていた月一回の自宅での昼食会に集まった近所の主婦たちを出迎えるのに多忙を極め、私はトイレの隣の納戸に閉じ込められたままでいました。メンバーがそろったところで、私は四つん這いのまま首輪の紐を曳かれて皆の前に引き出されたのです。啓子から予め皆に説明があったらしく、一同は笑いながら賑やかに私を迎え、まばらな拍手さえ聞こえました。直前に啓子から昨夜と今朝の私の奉仕の経験を皆に報告してほしいと言われただけでしたが、私は、自分がこれから女たちの笑い者にされるのだろうと直感していました。
それがその後直ぐ実現したのです。啓子はまず例の「痰壺にされた尻嗅ぎ犬の誓い」の儀式を私の口から皆に説明させました。その情景を思い起しながらとつとつと語る私は、悔しさがこみ上げて時々嗚咽にむせぶほどでした。でも女性たちは同情するどころか、私に軽蔑の笑いを浴びせ掛けました。でも、啓子の残酷さはもうひとつ上手でした。この儀式を皆の前で実際に実演させただけでなく、屈辱度をさらに高める'おまけ'をつけたのです。
「いいこと。最初にお前はこの儀式を皆さんにお願いするの。…そうね。四つん這いになって、大きく口を開けて、どうか痰を吐き込んで下さいと'おねだり'するの。…そして痰を味わいながらお尻の臭いを嗅がせて頂いた後は、'お礼'の言葉を述べること。…それから、フフフ、これからが面白いのよ。…いま味わった屈辱についてお前の口から'告白'して、次にもうひとつ屈辱を'お願い'して、みんなに笑ってもらうの。告白もお願いもどちらも皆にうんと軽蔑されるような卑屈ないやらしい内容にするのよ。いやらしさが不十分だったら、この鞭でこうして身体を叩くことにするからね。」
啓子はいつの間にか右手に握っていた平鞭をビシッと彼の背中に打ちつけました。不意を突かれてギャーと悲鳴を上げて飛び上がった私の姿に皆の笑いがはじけます。早速、実演が始まりました。スカートをはいた大柄な女が私の前に立ちました。四つん這いになって見上げる私に笑いかけたので、安心した私も愛想笑いを返したのですが、途端に彼女の手の鞭が私の背を叩きました。
「馬鹿、おねだりはどうしたの!」
「ウウッ……ど、どうか、貴女様の痰を頂かせて下さい」
「口を開けるんだよ。…そうそう、もっと大きく。いいかい、良く味を味わうんだよ!」
彼女は鼻をズズッとすすり上げ、グーッと籠った音を立てて喉に痰を溜めると、私の顔をじっと見つめます。初対面の若い女に痰壺にされる屈辱と情けなさに私の目が潤みました。カーッと大きな音を立て、彼女は私の口の中にペーッと唾混じりの大量の痰を吐き込んだのです。舌の奥あたりに、ねっとりとした女の痰の塊が重く絡みながらヌルッと滑り込みます。
「飲み込んじゃだめだよ。口の中で良く味わうの。…フフフッ、ここの臭いを嗅ぎながらね。そら、そら、ここに鼻を突っ込め!」
女は、ショートスカートをたくし上げ、白いパンティに包まれた豊満な尻を私の顔に突きつけました。両手で広げた尻割れで私の顔を捉えると、片手を私の後頭部に回してぐいと引きよせます。饐えた臭気がツーンと私の鼻孔を覆いました。臭気にむせた私は思わず呻き声が漏らします。同時に舌の上に今まで含んでいたぬるぬるした女の痰が口中に広がり、しょっぱい酸味が舌を包みました。その時、尻割れに押しあてていた私の鼻孔に「プスッ」とガスが、続いてブスーッとばかり二発目が注入されたのです。激しい臭気と同時にめくるめく屈辱感で頭の中が真っ白になりました。気が付くと、一斉に女たちの笑い声がはじけ、拍手さえ聞こえます。
「どう?私の'おまけ'は?…そうそう、残り香をたっぷり嗅ぐのよ!」
「……………」
「そら、いつまで嗅いでるの?…次のショーが始まるわよ」
女の鞭がピシッと背を打ちます。皆のざわめきが収まったところで、私は彼女の前に土下座の姿勢で、お礼とお願いをさせられました。彼女が手にした鞭が威嚇するように目の前に突きつけられています。
「このたびは、痰壺として使って頂き、その上お尻の臭いまで嗅がせて頂いて、有難うございました。それに、おならのおまけまで頂き感激しています。……」
ピシッと鞭が今度は横腹を打ちました。痛さが全身に走ります。
「ダメダメ、そんなお礼じゃひとつも面白くないわ。痰壺にされてお尻の臭いやおならまで嗅がされて、お前がどんな心境なのかを皆さんに聞いて頂くのよ」
「そ、それは、口惜しくて…」
ピシッと鞭の音。
「いえ、本当はとてもうれしくて…もう一度…お願いしたいと思います」
「いきんでおならを出したので、お尻の穴がムズムズするの。お前どう思う?」
「そ、それは、……ど、どうか、私にそこを舐めさせて下さい。お、お願いします!」
「アラ、そこってどこなの?ムズムズするのはお尻の穴の中よ」
「で、ですから、…あ、穴の中に舌の先を入れて清めさせて下さい」
「お前ったら、本当にいやらしいのね。…フフフ、そんなに舐めたいなら、そこへ仰向けに寝てごらん。そして、みんなに聞こえるように大きな声でお願いしてごらん。お情けで聞いてやっともいいわよ」
ゲーム感覚で乗りに乗った女性たちにいたぶられ、恥ずかしいやりとりが、次々と他の女性に対しても延々と繰り返され、その都度、私は鞭の痛さに耐えかねて、誘導されるままに、屈辱的なお願いを繰り返させられました。おしっこを飲ませて下さいとか、汚れたお尻の穴を舐めさせて下さいとか、次々に新しい辱めを口にさせられたのです。そして、もちろんそれらのお願いは女たちによって忠実に実行されました。何回も女たちの笑いがはじけ、夕方までの時間がアッという間に経ちました。


(完)