阿部譲二のMのある風景―屈辱の周辺#1
屈辱行為(プレイ)の種類とランキング
私が屈辱派向けのM小説を書く上で悩むのは、どんな行為が最も屈辱的だろうかということです。自分の主観がそのまま通用すればよいのですが、人それぞれの見方や経験があるのでそう簡単ではありません。参考までに、M男が屈辱(軽い苦痛を含む)を感じる行為を、軽いものから重いものへの順に私の主観で羅列してみると、以下のようになります。
なお、苦痛派の主流である平手打ち、鞭打ち、監禁、緊縛、責め(拷問)は除いてあります。皆さんも、ひとつ自分が感じるランキングを選んでみてはいかがでしょう?
*言葉責め(命令、罵倒、嘲笑、卑しめ)
*マッサージ(肩、腰、足を強制揉ませ)
*土下座(頭や顔を踏みつけられる)
*全裸露出(局所、アナルの露出、見世物)
*股間嬲り(手または足で局所を玩具に)
*人間椅子(四つん這いの背を椅子代り、座布団代り)
*平手打ち(平手・足裏で頬ピンタ)
*足蹴り・踏みつけ(素足・ハイヒール踏みつけ)
*犬・豚(四つん這い、首輪、曳き回し、鳴き真似の強要)
*馬(騎乗、乗り回し)
*強制オナニー(衆目のもとでの見世物)
*緊縛・拘束・曳き回し(首輪、手錠、ペニス輪)
*パンティ舐め(汚れの清め、臭い嗅ぎ)
*足舐め(足裏・足指舐め清め、舌マッサージ、ヒール・靴裏舐め)
*顔面騎乗(圧迫、性器嗅ぎ、尻穴嗅ぎ、窒息責め)
*おなら嗅ぎ(鼻孔注入)
*唾掛け(顔面汚し)
*咀嚼物(口中吐き込み、強制飲ませ・食べさせ)
*痰壺(口中へ唾・痰を吐き込み)
*性器汚れ舐め(恥垢舐め清め)
*アナル舐め(糞滓舐め清め、アニリングス奉仕)
*性器舐め奉仕(クンニリングス、フェラチオ)
*生理綿舐め(舐め清め)
*結合部舐め(汁受け、舌による刺激)
*愛液飲み・汁清め(精液吸い飲み)
*尿シャワー(顔面・口中へ小水掛け)
*飲尿(便器奉仕、トイレットペーパー)
*嘔吐物(口中へゲロ吐き込み)
*食糞(便器奉仕、トイレットペーパー)
屈辱のアンテナ
屈辱派は人間の五感、即ち、視覚、触覚、味覚、嗅覚、聴覚の何れか(或いはその幾つかの複合刺激)を通じて屈辱を感じるわけで、その刺激を性感への刺激と置き換え、もしくは結合するのには、マゾヒズムの性的嗜好と想像力(イメージング)が欠かせません。また、それが屈辱感を煽る度合い(感度)によって、軽い'マゾっ気'から重度の'真正マゾ'までその程度が分れます。しかも、経験を重ねること(慣れ)によってその程度が進行することはよく知られています。しかし、その感度が良ければ良いほど人生の楽しみが増えると考えてはどうでしょう。その感性を封じ込むのではなく、天から与えられたギフトととって、同好の士を見付けて交際の輪を広げてはどうかと思います。
(完)