047-#47b転落のステップ(Falling Steps) ……後編
阿部譲二作
見合い結婚して4年目の夫婦だが、家庭内では暴君の夫に悩まされる妻。ある日突然、夫が不治の病である筋無力症に掛かる。資産家だったため生活には不自由ないが、この機会に妻は夫を征服し思い切り卑しめて奴隷に落とす計画を立て、実行に移す。汚れた股間への舌奉仕を強制し残飯を食べさせ、目の前で夫の部下だった女子社員達に嬲り物にさせる。 |
筋無力症と言う難病にかゝり、会社勤務はおろか歩行さえまゝな
らなくなった夫をかゝえ、妻である私は一時途方に暮れました。
しかし、幸い夫の相続した財産で生活の心配は無く、夫と分れる
代りに、その財産を自分のものにし、夫の看病というわずらわしさ
からも逃れる方法として、私は、夫を自分の自由になる奴隷として
教育することを思い付いたのです。
夫を奴隷に転落させる最初のステップとして、私は、彼に舌奉仕
を強制。これに成功してからは、三度の食事は私の残飯を、しかも
私の足元に這いつくばって食べさせることにしました。
這って歩くのがやっとの夫にとって、私にどんな屈辱的な行為を
強いられても、これをこばむことは出来ません。
続いて、私の生理を口にさせることで、さらに転落の度を深めさ
せ、二度と対等の口がきけぬ程、卑しめてやったのです。
次のステップとして私が考えたのは、夫に恨みを持つOL三人を
自宅に招き、私の目の前で昔の部下に辱しめられる悲哀をたっぷり
味わせることでした。
三人の女達に次々と尻に敷かれ、舌奉仕を強制された挙句、小水
まで飲まされた夫は、口惜しさに目を真っ赤に泣きはらします。
それ以来、私は夫に水を飲むことを禁じ、私の小水で咽喉の乾き
を癒やす様命じました。
それも、その都度、最大級の敬語を使って懇願させ、済んだ後で
は丁寧にお礼を言わせる様に仕込んだのです。
私の足元で額を床に擦り付けて懇願する夫の姿。
「ど、どうか、奥様の、お、お小水を、……い、いただかせて……
く、ください」
きれぎれに出る声も、屈辱に震え、かすれがちです。
「おうおう情けないわね。……お前が、そんな汚ないものを飲みた
がる様になったとはね。……フフッ、恥ずかしくないのかい?」
私は、余裕たっぷりに嬲ってやります。
そして、おもむろに夫の顔に跨がるのでした。
「ど、どうも、……あ、ありがとう……ございました」
終った後のお礼も、手抜きは許しません。ちゃんと私の前に平伏
させ、額を床に擦り付けながら言わせます。
「そう、それで、今日はどんな味だった?……そう、普段より塩辛
かったって?……ウム、そおお。……それで、お前、自分の立場を
よく認識出来て?……そう、便器代りに使って頂いて光栄だと思っ
たの。……フフッ、お前も落ちたもんだね」
こうして私に嘲笑されては、身を震わせる夫でした。
その後、三人のOL達は、毎週土曜日になると決まって我が家に
現われる様になり、その度に夫は三人の前に引き出されて、様々な
辱めを受け、長時間の舌奉仕を強制されるのです。
女達に卑しめられる夫を横から見ていると、私が自分で嬲ってい
る時には気付かなかった夫の泣き所というか、ウイークポイントが
却って良く判りました。
臭い=c…そうです、夫は、臭いにとても敏感でした。
女達に舌奉仕している時より、尻臭を嗅がされたり、ガスを吸わ
されたりしている時の方が屈辱を強く感じる様で、それは彼の肩の
震えを見ていれば明らかです。
思えば最初のステップで、私の股間の異臭にたじろいだ夫の態度
が思い出されました。
私は、フト思い付いて、私の汚れたパンティーを彼の鼻に押し当
て、蔑みの笑いを浴びせてみました。
すると、どうでしょう。
夫の目に、みるみる口惜し涙が浮かび、身体が微かに震えるでは
ありませんか。
私は三人のOL達にこのことを話し、次の訪問の時に、彼女等の
汚れたパンティーをたっぷり持参させました。
私のを含めて色とりどりのパンティーが夫の目の前に並びます。
とたんに、あたりにパーッと異臭が広がりました。
皆が思わず鼻を摘んだ程です。
しかし良くみると、中には股間の汚れがすっかり乾燥してしまっ
ているものがあります。
OL達の中の一人が、ふと思い付いて、台所から沸騰した湯を入
れた薬缶を持って来ました。
その注ぎ口から立ち上る湯気にパンティーをかざすと、汚れが蒸
気を吸って、途端に生臭い臭いが漂いました。
SMグッズを売っている店などで、脱ぎたての、股間がジットリ
湿っているパンティーのことを、よく、生パンティーと言うことが
あります。
私達は、乾燥したパンティーの股間の汚れを湯気にかざすと、こ
の生パンティーそっくりの状態になることを発見したのです。
これで夫の鼻を覆うと、効果は的面でした。
声を立てゝ身を捩る有様から、余程身にこたえるようです。
そこで、もう一枚のパンティーを口の中に押し込むと、うるさい
声も防げるし、第一、臭いと味とを同時に体験させてやれます。
このアイディアは受けました。
三人のOL達はゲラゲラ笑いながら、次々とこのダブルパンチの
責めを夫に課したのです。
「ソーラ、この臭いは私の。……お前の口の中のは奥さんのだよ。
クックックッ、臭いをよく嗅ぎながら、口の中のも良くしゃぶって
味わいなさい!」
この時の夫の情けない顔は、けだし見物でした。
「汚れがとれるまで良くしゃぶるんだよ。……終ったら、次は今ま
で臭いを嗅いでいたのを口に入れて!……ウフッ、そうそう、今度
は、次の分の新しい臭いを嗅がせてやるよ」
こうして、私も大いに悪乗りして、三人のOL達と共に、次々と
夫を責めたてたのです。
次のステップは、こんな夫を更に転落させるためのものでした。
人間、一旦劣性に傾むき始めると、あとは、坂道を転げる様に、
とめどなく落ちて行くものです。
この機を逃さずに徹底的に夫の奴隷化を進行させる。……これが
私の狙いでした。
このところ、毎朝、起き抜けに夫の顔に跨がって汚水を飲ませた
後、私はそのまゝ続けてトイレで用便を足します。
幸い便秘とは縁の無い私ですが、その代りきまって軟便で、何時
も、紙をたっぷり使って何回も拭く必要がありました。
私は、そのトイレットペーパー代りに、夫の舌を使うことを考え
たのです。
でも、今度ばかりは夫も必死になって抵抗しました。
再度に亘って私の股の下からすり抜け、這って逃げ様とします。
しかし、最後に私は夫の髪を掴んで、その顔を尻の下にしっかり
と引き据えました。
その期に及んでも、夫は顔を紅潮させて懸命に嘆願します。
その必死の表情を上から見下ろすと、私も流石に哀れを催しまし
た。しかし、かくてはならじと、心を鬼にして、汚れたアヌスを夫
の唇の上へ据えます。
異臭に思わず顔を背け様とするのを、両頬を足の踵で挟み込んで
固定して防ぎました。
口をお開け!
私の叱咤に、夫の唇がハッと反射的に緩んだところ見澄まして、
腰を落しました。
グチャリ、と唇の粘膜が私の汚れたアヌスを包み込みます。
舐めて! すっかり奇麗に舐めとるのよ
夫の目尻から、ツーと、口惜し涙が流れ落るのを見守りながら、
間発入れず命令します。
遂に観念した夫の舌で、ねっとりと局部に付着した汚れた糊が、
次第に拭い去られて行くのを感じ取って、私は勝ち誇った気分に満
たされます。
この辱めは夫の意識を改造し、奴隷の立場から私を女主人として
崇めさせるのに多いに役立ちました。
これまで夫に強制していたアヌス・キッスは、何と言ってもいわ
ば奇麗ごとで、汚れも味も薄く、むしろ精神的な被征服感を与える
ことが主眼です。
しかし、汚物のたっぷり付いたアヌスを舐め清める作業は、強烈
な臭いと味を伴なう汚辱に満ちたもので、我が身の転落をイヤと言
うほど夫に思い知らせました。
男の身で、小量とは言え、女の、それも自分の妻の黄金を口にさ
せられるのです。
夫は不潔感とおぞましさに苛まれながら、抵抗出来ない自分を呪
いつゝ、奈落の底へ落ち込むのでした。
このステップまで来ると、もう楽なものです。
夫の態度は、もうすっかり卑屈になり、何時も私の顔色を窺う様
になりました。
私の方も、夫をすっかり馬鹿にし切った、横柄な態度で接する様
になり、オドオドと私の足元で震える夫を、自分の気の向くまゝに
嬲り抜き、その反応を楽しむ様にさえなったのです。
丁度、その頃のことでした。
例の三人のOLが、週末に夫をひと晩貸し出して欲しいと言うの
です。
どうせ、家で心ゆくまで舌奉仕をさせるのだろうと軽く考えて、
OKしたのですが、翌日の午後、彼女等に伴われて帰宅した夫は、
見た目にもはっきり判るほど憔悴し切っていました。
聞けば、夜を徹して三人に嬲られたとかで、仔犬の様に私の足に
まといつきながら、涙ながらに詳細を訴えるのです。
彼女等の内のひとりが住むアパートへ連れ込まれた夫は、そこに
彼女等のボーイフレンド達が待っているのを見て、びっくりしたそ
うです。
しかも、彼等はすべて顔見知りの会社の後輩達で、ひとりは、か
っての夫の直属の部下でした。
早速、酒宴が始まり、夫は三組の男女の前で、文字通り慰みもの
にされ、散々卑しめられたそうです。
先ず、床にへたり込んだ夫の目の前に、女の足が突き付けられ、
足の裏を舐める様命じられました。
後輩達の前で、部下だった女の足元に膝まずいて、その汚れた足
裏を舐める。……皆の好奇の視線の下に強いられた屈辱の行為は、
夫の心をズタズタにしたのです。
「主任さん、いゝ格好ね。……ウフフ、どんな味? おいしい?」
「まるで、犬そっくり! こんな奴が、私達の上司だったなんて、
呆れてものも言えないわ」
「ホラ、今度は、こっちよ。……指の間も舐めて奇麗にしなさい。
……そうそう、それでいゝわ。お前、素質あるわよ。フフフ」
次に、女達がパンティーを脱ぎ、三枚を一緒くたに丸めて、ポン
と床に放りました。
そして、夫は、それを一枚づつ嗅ぎ分けて、持主を当てる様に言
われたそうです。
それは、夫にとって、文字通り屈辱のゲームでした。
女達のスカートの中に下から首を突っ込んでは、パンティーと、
いちいち嗅ぎ較べる夫の浅ましい姿を見て、一同は腹を抱えて笑っ
たと言います。
その結果、ひとりしか当てられなかった為、夫は罰を受けること
になりました。
床に仰向けに寝た夫は、口に大きな漏戸をくわえさせられます。
そして、当たらなかった女達の二組のカップルが、一組づつ男女
同時にその中へ放尿しました。
そうです。……夫は、みじめにも、二度に亘ってカップルの男女
の小水カクテルを漏戸から飲まされたのです。
それを機に、一同のいじめが一気にエスカレートしました。
先ず、奴隷の挨拶をしろと言われて、ソファーに腰掛けた全員の
足元に這い寄って、次々と、その股間に首を寄せます。
それに応じて、女はスカートの中でパンティーをずらし、男はズ
ボンのベルトを外して、夫々、尻を露出させました。
目の前に突きつけられた、異臭を放つ男女のアヌスに唇を寄せた
夫は、流石に、屈辱で頭がカーッと上気し、目の前が真暗になった
そうです。
集団の男女に、奴隷の挨拶と称して、次々とアヌス接吻を強いら
れる。……それは、人格を否定され、卑しい奴隷として新たに一同
に認知される屈辱の儀式でした。
でも、それはホンの序の口だったのです。
やがて、座が乱れ、いつしか三組の男女がソファーや絨緞の上で
思い思いに抱き会って、それぞれ唇を合わせます。
夫は、その内のひと組に身体を敷かれ、身動きが出来ぬまゝに、
何時しか女の股間に顔を捉えられていました。
女は、抱擁を続け男の愛撫を受けながら、尻を揺すって夫に舌奉
仕を要求します。
顔面を圧する女の秘肉に呼吸を絞られ、もだえながら、夫は必死
で舌を動かしたそうです。
その内、男の身体が夫の胸を跨ぐ形ちとなり、それと向き合って
夫の顔の上で舌奉仕を受けている女のクレバスに、男の怒張が挿入
されました。
夫の顔の上で、二人のセックスが始まったのです。
やがて、一杯に延ばした舌の先を擦る様に、男の肉棒がピストン
運動を始めました。
すると、同時に、顔の上の女の尻がリズミカルに揺れ、ピチャッ
ピチャッと淫靡な音と共に、むせる様な臭いの淫液が夫の唇を濡ら
し、口中に侵入します。
暫くすると、動きのピッチが高まり、アアーッ≠ニ女の嘆声と
共に頂点が訪れました。
唇の上で肉棒が痙攣し、バギナの中へ放出が行なわれているのが
夫の舌先でアリアリと感じ取れたそうです。
二人の身体が静止し、男の肉棒が引き抜かれると同時に、ドッと
男と女のミックスジュースが女の膣から流れ出し、その下の夫の唇
の中へ流れ込みました。
男と女のセックスの汁受け=c…そうです、夫の口は、文字通
り二人の汁受け≠ニして使われたのでした。
ゴクリゴクリと咽喉を鳴らしてそのジュースを飲み込みながら、
夫は余りの情けなさに、女の尻の下で咽び泣いたと言います。
「もっと吸って!……そうそう、それでいゝわ。……ちゃんと、跡
を舐めて奇麗にするんだよ!」
情けないことに、女の声のまゝに舌と唇が動くのです。
続いて、夫は他の組の方に呼ばれます。こうして、同様に次々と
カップルの汁受け≠ニして使われました。
最後の組では、女が避妊のピルを飲んで来なかったため、膣内に
射精が出来ず、最後の瞬間に男の肉棒が引き抜かれ、こともあろう
に、そこで舌奉仕をしていた夫の口中に差し込まれたのです。
夫の口の中で頂点を迎え、律動する怒張は、多量の精液を夫の咽
喉に送り込みます。
屈辱に咽びながら、それを飲み干す夫に、周囲の嘲笑が浴びせら
れたそうです。
暫く中休みをして第二ラウンドの入る前に、夫は、男達の肉棒に
舌を這わせ、怒張を回復させる様に命じられました。
男達の股間に這い寄り、無念さに目が眩みながら、縮んだ男根を
口に含む有様を、女達が覗き込みます。
「アラアラ、トルコ嬢顔負けね。……こないだ迄、私達の主任で、
威張ってたくせに……だらしない奴!」
「歯を立てちゃ駄目よ。唇で歯をくるむ様にして舌を使いなさい。
……そうそう、中々上手よ。……ウフッ、男の身で、おフェラまで
させられてサ。情けないこと!」
それからは、また第一ラウンドの繰り返しです。
夫の口と咽喉とは、再び、三組のカップルのラブジュースで、徹
底的に穢されたのでした。
私の同情と情けを期待する夫の意図に反して、私の足の踵に頬刷
りしながら涙ながらに訴える彼を眺め下す私の心は、以前そうだっ
た様に、激しい軽蔑で一杯になっていたのです。
自分の部下だった女達に辱め抜かれ、かくも汚辱に塗れた男が、
仮にも私の夫だったなんて!
こんな男は、私の手で、いえおしも≠ナ、地獄の底まで転落さ
せてやろう!……そんな決意がメラメラと私の胸に燃え上がったの
でした。
「お前も、大変な目に会ったのね。……でも、ものは考えようよ。
どんな口惜しい目に会っても、その経験を繰返せば、その内、何と
も思わなくなるわ。……そう、一種の免疫ね。だから、お前も、こ
れからは毎週、あの女達にセックスの汁受けに使ってもらうといゝ
わ。ウフフッ」
私の足元で私を見上げる夫の顔が、失望と屈辱で真っ赤になるの
を冷やかに眺めながら、私は更に続けます。
「でも、女達にそこまで卑しめられるんだから、そんなお前には、
私が、もうひとつ転落のステップを味あわせてあげる!」
キョトンとする夫に、私はニヤニヤ笑いながら宣告します。
「いゝこと。お前は私のお小水も飲むし、トイレの後始末もしてる
わね。……でも、私の完全なおしも奴隷≠ノなるためには、未だ
欠けていることがあるとは思わない?……そう、顔色を変えたとこ
ろを見ると、お前にも判ったのね。……ウフッ、そうよ。お前は、
今日から、私の大の方もたっぷり口にするのよ。そして、名実共に
私の便器に成り下るの。……どおお?……嬉しい? アラアラ首を
振ってる。……じゃあ、口惜しいのね。クックックッ」
私の笑いに答える様に、私の足元で、嗚咽に咽ぶ夫の啜り泣きの
声が、何時までも何時までも続くのでした。
(完)
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1991年4月スピリッツ4,5月号
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2011/01/10