#34弟子転落した内弟子(凌辱の盤外作戦)
                阿部譲二

プロの碁打ちを目指す男が、女流棋士の家に内弟子として住み込む。そこには競争相手として先輩の5人の女性がいて、彼は残飯を食べさせられる等徹底した虐めに会う。女性達のパンティを洗濯させられた時に好奇心に駆られてその布地を顔に当てていた所を見られてしまう。女達の対局中に座布団代わりに顔を尻に敷かれた男に更なる辱めが待っていた。

「では、これより全国高校囲碁選手権・女子団体の部、
決勝戦を行ないます。……上座の主将は石を握
って先番を決めて下さい」
 主催の新聞社に所属する係員が、声を張り
上げた。会場の空気がサッと緊張する。
 一列に並べられた五面の碁盤を中に、決勝
に進出した双方の高校の女子選手達が、夫々
真剣な面持で対峙していた。
「半先!」
 下手に座ったS高校の主将、杉本光子の澄
んだ声が響く。同時に、その端正な横顔を心
持ち紅潮させ、黒石を一個、ピシリと音を立
てゝ盤面手前に打ち下ろした。
 奇数なら黒との意思表示を、言葉だけでな
く動作でも示したのである。彼女の充実した
気合が、そこに迸っていた。
 白石を一握りした手を盤上に置いていた、
相手のK高校の主将、神元玲子は、おもむろ
に掌を開いて石を数える。
 奇数……そう、杉本光子が先番を引き当て
たのだった。
「ではS高校は、主将、三将、五将が先番で
す。……コミは五目半、持時間は夫々一時間
半で、その後は三十秒の秒読みになります。
それから、本日は立合として立花澄代六段門
下の、荒井啓子三段に来て戴いております。
……じゃあ、始めて下さい」
 その声を待ちかねた様に、碁笥の中で石を
まさぐる音、そして盤面に打ち下される乾い
た石音が、あたりに充満する。
 正座が苦手の若い女性達も、今日は椅子席
での対局なので、大事な決勝戦とは言え、む
しろ、リラックスした気分だった。
 対局している選手達の後方には、それぞれ
のチームの秒読みを担当する補欠選手達や、
囲碁部のマネージャー、それにコーチ等が、
息をこらして戦況を見守っている。    
 殆どが女性で占められているその中に、S
高校のコーチとして昨年から指導に当ってい
る、佐倉清治の姿があった。
 中肉中背ながら、スポーツとは縁の無い、
どこか弱々しい体形で、最近の発育の良い女
性達の中では、むしろ見劣りする。
 S高校の先輩で、現在T大学の経済学部に
学びながら、同大学の囲碁部に籍を置く佐倉
は、特に碁の才能に恵まれているとは言えぬ
くせに、生来の碁好きで、かねてから、熱心
なプロ棋士志望だった。
 従って、大学の囲碁リーグ戦以外にも、囲
碁の催しとあれば、必ず顔を見せたし、頼ま
れゝば、出身高校の女子囲碁部のコーチも、
嫌な顔ひとつ見せず引き受けている。
 ひとつには、女子囲碁部の主将、杉本光子
の美貌とそのグラマラスな姿態にすっかり魅
せられていたのだが、そのほか多少の謝礼が
期待出来るのも魅力だった。
 実は、彼は両親を幼時に亡くし、親代りに
彼を育てゝくれた叔父夫妻は、遠く離れた郷
里に居て、彼が何をしようと干渉する人とて
いない。
 反面、仕送りも殆ど無く、学費は奨学金で
賄えたが、生活費の面ではアルバイトに頼ら
ざるを得なかったのである。
 高校の囲碁リーグ戦も年々レベルの向上が
著しく、全国大会の、それも決勝ともなると
可成りの打手を揃えていた。
 杉本光子はもとより、彼女と対峙している
K高校の神元玲子も、高校女子の囲碁クラブ
では屈指の選手である。
 細面ての杉本光子と対照的に、神元玲子は
丸顔の派手な顔立だが、二人共、中々の美人
で、タレント不足の女子プロ碁界から、熱心
な誘いを受けていた。
 主催の新聞社の依頼で、今日の試合の立合
に来ている荒井啓子三段が師事する立花澄代
六段は、永年、女子プロ棋士の地位向上に努
めた功労者で、テレビ等のマスコミにも顔が
広かった。
 ただ、可成りの高齢で、第一線はとうに引
退しており、門下では実力随一の荒井啓子三
段が、もっぱらその有力な後継者と見なされ
ている。
 荒井啓子は、歳はまだ二十代半ばだが、昨
年三段への昇段を果し、女子プロ囲碁選手権
でも準優勝するなど、上り調子だった。
 幼い頃から、妹の文子と共に立花門下に内
弟子として入門して修行した、根っからのプ
ロ棋士である。
 額の広い聡明そうな顔立で、妹の文子とも
ども、テレビの囲碁番組に出演するなどマス
コミにも登場してをり、視聴者の間では可成
り人気を博していた。
 会場では、対局が開始されてから約二時間
半が経過し、そろそろ秒読みの時間が近付い
ていた。
 五局の内、既に副将と五将の対局は、一勝
一敗の分れで終了している。
 残る三局の内、三将と四将の碁は共に局勢
が既に定まり、これも星を分けることが確実
になっていた。
 従って、今や、勝負は主将同志の対局に掛
かってをり、盤面では激しいせりあいが展開
されていた。
 黒番の杉本光子の方が、終始優勢に戦いを
進めてはいたが、終盤になって白番の神元玲
子が反撃に転じ、やがて勝負を賭けた大石同
志の攻合になる。
 観客が息を飲んで見守る中で、どうしたこ
とか、杉本光子の黒の大石に断点が出来て、
白に分断されてしまった。こうなっては手数
が足りず、攻合は敗けである。
 光子の顔が紅潮し、膝の上でハンケチを握
りしめる手が震えた。
 その内、敗けを覚悟した光子が、遂に諦め
て、投了する気配を見せた時である。
 後から見守っていたコーチの佐倉清治が、
突然声を掛けた。
「杉本さん。僕はちょっと急用が出来たんで
中座します。……この一戦は、どうもまだま
だ長引きそうだから、決着が付くまでには必
ず帰って来て、あと新聞社の方に挨拶します
から」
 身体をひねって後を振り返った杉本光子の
目には、去って行く佐倉清治の背が写った。
(どうして佐倉さんは、この局が長引くなん
て言ったのかしら? 私が投了しようとして
いるのが判らない筈がないのに……)
 心に問い掛けた光子は、その時思わずハッ
とした。有名な故事を思い出したのである。
 もともと勝負に助言は禁物である。
 しかし勝負を諦めた弟子に、未だ逆転の手
段が残っていることを、それとなく知らせる
方法として、この勝負はまだまだ長引きそう
なので失礼するとの言葉を残して退席した、
いにしえの師匠の逸話が碁打の間に伝わって
いた。
 杉本光子は盤面に目を戻すと、黒石を囲む
白の大石を、心を鎮めて仔細に点検した。
(おかしいわ。白にはどこにも欠陥が無いの
に、どこに付け入る隙があるのかしら?……
でも、この黒を切っている白石はダメが詰ま
って窮屈な形ちをしてるわ。……アラッ……
ひよっとすると……)
 光子の胸の動悸が、急に高まった。
 白の包囲網の一部が、ダメ詰りのため、追
落しになることを漸く発見したのである。
 黒石が高らかに打ち下され、それから数手
が進むと白の手がハタと止まった。
 盤面に被さった神元玲子の顔がひきつり、
唇が色の変る程噛みしめられる。
「負けたわ。……これまでです」
 玲子の震える手が、無念そうに黒のあげは
まを掴んで盤上に置いた。
 投了の意思表示である。
 この瞬間、遂にS高校の全国制覇が成った
のだった。
 それから三ケ月後、S高校の優勝を置土産
に、佐倉清治はT大学を中途退学し、念願の
プロ棋士に転向すべく、新たな出発を迎えて
いた。
 女流棋士の草分けとして有名な、立花澄代
六段の内弟子として、立花家に住み込むこと
になったのである。
 プロの登竜門である初段資格試験に合格す
るには、毎年一回の入段手合に勝ち抜かねば
ならない。
 つまり、棋院の院生や、プロ高段者の内弟
子、それに外部からの応募者も混えての総当
り戦で、可成り上位の成績を収める必要があ
った。
 経済的な支えの乏しい佐倉の様なケースで
は、内弟子として住み込み、生活を保証され
た環境で腕を磨いて、チャンスを待つしかな
かったのである。
 しかし、最近のプロ高段者で内弟子をとっ
ているのは殆ど稀になっている。
 しかも、何の縁故も無い彼の入り込む余地
は、全く無いと言ってよかった。
 だが、彼にとって運の良かったのは、高校
女子チームのコーチ時代に、立花六段の自宅
に出入りしていて顔の繋がりがあったこと、
そして、立花家の方でも現在、門下の内弟子
五名が全て女性で、用心棒を兼ねた男手が必
要だったことである。
 従って、内弟子と言っても、彼の場合は、
用心棒を兼ねた下男といったところである。
 先輩の五人の女性は、塾頭格の荒井啓子三
段を除いて、みなプロ初段を目指す競争相手
だった。
 立花家に住み込んでみて驚ろいたのは、先
づ、昔の職人の徒弟制度がそのまゝ残されて
いたことである。
 つまり、住み込みの弟子達は、修行に入る
以前に日常の雑用を全てやらされていた。
 寿司屋の板前の見習が、最初の内は寿司を
握らせてもらえず、掃除や跡片付けにこき使
われるのと同じ慣習である。
 と言っても、立花家には、佐倉清治を入れ
て六人の内弟子が分担しなければならぬ程、
多量の雑用があるわけでもない。
 碁会などの特別な行事の時以外、普段は、
せいぜい、一乃至は二名の人手があればこと
足りていた。
 昔の徒弟制度の特色は、年齢に関係無く、
先輩・後輩の序列がはっきりしていたことで
ある。
 例え自分より歳が若くても、入門が早けれ
ば先輩であり、修行中は後輩として先輩には
絶対の服従を強いられていた。
 立花家の五人の内弟子達、つまり佐倉清治
の先輩達は、年齢順に言って、二十代半ばの
荒井啓子三段を別格とし、その妹である文子
一級、台湾出身の天才少女、張春英一級、そ
して、双子の碁打ち姉妹として週刊誌にも取
り上げられたことのある林めぐみ、かおりの
二級組だった。
 因みに、プロの初段の下が一級、その下が
二級だが、このクラスでもアマチュアの四・
五段に相当する。
 佐倉清治は、こゝでは、とりあえず三級に
登録されることになった。
 実力の世界なので、内弟子の中では末席の
新入りとして、五人の先輩には頭の上がらぬ
立場である。
 歳からいくと、二十才の清治に対し、荒井
文子、張春英が同年で十八才、そして林めぐ
み・かおり姉妹が十六才と年下だった。
 師匠の立花澄代は、今年還暦を迎え、持病
の高血圧もあって、現在一切の対局から遠ざ
かっいる。
 離れに篭ったきりで読書三昧に日を送り、
三度の食事すら、皆と共にすることが少なく
なっていた。
 従って、今や立花家は、荒井啓子三段が塾
頭として、全てを取りしきっている。
 もっとも、この世界では、内弟子が師匠に
直接指導して貰うことは少く、昔から弟子が
師匠に手合わせして貰えるのは生涯三度、即
ち入門の時、入段の時、そして高段への望み
を失って故郷へ帰る時と言われた位である。
 将棋の大山名人が内弟子時代、兄弟子の升
田幸三先輩にしごかれたのは有名な話だが、
囲碁の世界でも、主として先輩の内弟子が、
後輩を指導することに変りはなかった。
 ただし、佐倉清治にとって、決定的に不利
だったのは、彼の先輩の五人の内、四人まで
が共に入段を目指す競争相手だったこと、そ
して、それがすべて嫉妬心の強い女性だった
ことである。
 新入りの内弟子が、師匠や先輩達に正式に
挨拶する所謂お目見え≠フ朝、先ず師匠の
立花澄代からの紹介と訓示があった。
 師匠が離れへ引き上げた後、皆の前で荒井
啓子三段が、細かい申し渡しをする。
「佐倉さんのこゝでの呼び名だけど、清ちゃ
んじゃあ子供みたいだから、一応清治さんで
いゝかしら?……ねえ、みんなはどう?」
 啓子は、内弟子の顔を見渡して同意を求め
る。しかし、すかさず文子が異議を唱えた。
「アラ、新入りの、しかも三級の後輩にさ
ん&tけはおかしいわ。清治って呼び捨てに
するのが普通でしょう」
 文子の尻馬に乗る様に、そばの張春英が、
達者な日本語で続けた。
「そうよ。私だって最初は春英って呼び捨て
にされていたわ。……そりゃあ、年下の女に
呼び捨てにされるのは辛いかもしれないけれ
ど、初めから甘やかすのは良くないんじゃな
いかしら」
 八年前から日本に来て立花家に住み込んで
いる張春英は、見た目にも日本人と全く変ら
ない。しかも、やや太り気味ではあったが、
瞳が大きく、色白の中々の美人だった。
「じゃあ、そうしましょう。……佐倉さん、
じゃなくって、清治、それでいゝわね。……
でも、先輩に対しては、ちゃんと、さん付け
で呼ぶのよ」
 荒井啓子は思いの外、簡単に同調する。
 清治も、こうなっては、しぶしぶ同意する
しかなかった。
「じゃぁ、今度は、皆の家事の分担を改めて
決めましょう。……食事当番は、今まで通り
女性二人が組になって一週間交替。これまで
めぐみとかおりが担当していたお掃除と洗濯
それに靴磨きは、今度は清治の役目ね」
 啓子の言葉に、めぐみとかおりが同時に歓
声を上げる。
「ワーィ、よかった! これからはトイレの
掃除もしなくて済むわ」
「洗濯からも開放されるのね。素敵ぃ!」
 ふと、かおりが、真顔になって続けた。
「でも、私達の下着の洗濯は、どうするの?
今は、洗濯機に入れる前に手揉み洗いをして
るんだけど。……私達のパンティーを、男の
清治に洗わすのは可哀そうかしら?」
 かおりの懸念に答える様に、今まで黙って
いた文子がニヤニヤ笑いながら口を挟んだ。
「いゝじゃない? 先輩・後輩に男も女も無
いわ。……清治は私達には絶対服従。フフフ
女のパンティーはどんな汚れかたをするのか
そして、どんな臭いがするのか、たっぷり毎
日、研究するといゝわ」
 文子の意地の悪い言い回しに、清治の顔が
紅潮する。覚悟していたといえ、ネチネチし
た女の底意地の悪さに出合って、心の中では
無念さを噛みしめていた。
 清治に与えられた部屋は、玄関とトイレの
間に挟まれた三畳の物置である。
 中の道具類を奥の納戸に移すと、狭いなが
ら何とか起居する空間が出来た。
 ただ、最初の晩から、隣りのトイレの音が
筒抜けで、しばしば眠りを妨げられた。
 若い女の生々しい排泄の音が、薄い間仕切
りの壁を透して、直接耳に入って来る。
 その度に安眠を妨げられるのは未だしも、
時には、あらぬ想像が脳裏に浮び、独り興奮
を鎮めるためオナニーに耽ることもあった。
 それより、彼にとってどうにも我慢がなら
なかったのは、三度の食事である。
 食事当番の女性チームが作る料理に実は、
彼の分が入っていないことが判って、清治は
しばし茫然とした。
 最初の週の当番役である文子の説明はこう
である。
「このところ、先生の収入は減る一方でしょ
う。……清治が増えても、食費の予算は据置
ということになったのよ。後輩のお前の為に
私達の食事を減らす訳には行かないわ。……
でも、私達女性は、出された料理を全量平ら
げることなんかないのよ。必ず余すわ。……
今までは、隣りの犬にやってたんだけど、そ
れを断わって、お前にその分を回すことにし
たの」
「じ、じゃあ、僕は、ざ、残飯を……そ、そ
れはひどい!」
「残飯だなんて人聞きが悪いわ。私達のお余
りを回すって言ってるでしょう。……新入り
の後輩っていうものはね、先輩に、例え犬並
に扱われたって文句は言えないのよ」
 文子の言った通り、成程彼女等の残す分を
合わせれば、彼一人には充分の量だったが、
問題はその質だった。
 食事の終り頃、清治は食べ残しを貰うため
丼を持って女達の席を回る。
 彼女達が食べ散らした皿の上には、固くて
吐き出した肉の筋や、歯形の付いた野菜の切
れ端などが散乱している。
 彼女等は、余した御飯と共に、それを清治
の丼の中へかき落すのだった。
 お茶を飲みながら、食後の一時を雑談で過
す彼女等の前で、末席に付き、口惜しさを抑
えながら、その残飯を目をつぶる思いで丼ご
と食べるのである。
 食後の果物ですら、満足な形で清治の口に
入ることは、まずなかった。
 噛り終えて歯形の付いた西瓜の皮や、林檎
の芯の回りに、辛うじて残る果肉を、女達の
前で口にさせられる屈辱に、涙で目が曇るこ
ともしばしばだった。
 最初から予告されていた、女達の下着の洗
濯は、彼にとって初めて経験する新たな屈辱
であり、同時に何とも悩ましい作業だった。
 毎日、色とりどりの五枚のパンティーが、
他の汚れ物に混って、風呂場の篭の中で彼を
待っている。それを洗濯機に入れる前に、そ
の股間の汚れを手で揉み洗いして、予じめ落
としておくのである。
 若い女の常として、澱物が多い上に、トイ
レの後の拭き方が雑とみえて、どれも濃黄色
の汚れが帯状にべったりと付着していた。
 ただでさえ、毎夜、彼の部屋の隣りのトイ
レから彼女等の排泄音を聞かされ、想像をか
き立てられている身である。
 女達の股間が直接触れたその布地を目のあ
たりにして、男性である佐倉が、頭がクラク
ラとする程の刺激を受けたとしても不思議は
なかった。
 好奇心に駈られて、その布地をそっと鼻に
当てて息を吸い込んでみる。尿の臭いに混っ
て、むせる様な女の性臭がツーンと鼻孔の奥
を刺激した。
 思わず股間にうずくものを感じ、彼は慌て
てそれを洗い桶の中へ沈め、水中で揉み洗い
を始めた。
「フフッ、随分精が出るわね」
 その時、突然、清治の背後から、女の声が
した。春英である。
「女の下着を洗わされて、いやいやしてるか
と思ったら、いやに熱心じゃないの。……お
前ひょっとしたら、もともと女のパンティー
に興味があるんじゃないの?」
「い、いや、……け、けっしてそんなことは
……」
 慌てる佐倉を、春英はニヤニヤ笑いながら
ジーッと見詰め、言葉を継いだ。
「ごまかしたって駄目よ。……お前、今、そ
のパンティーを顔に当てて舐めてたじゃない
の。……私、ちゃんと見てたんだから!」
「と、とんでもない。……ただ、ちょっと、
臭いを……」
「嘘おっしゃい! ホラ、これと同じ汚れた
所を、こうやって口に当てゝたわ」
 春英は、横の篭からパンティーを取り出し
て、いきなり彼の顔に押し当てる。そして、
股間の部分を素早く、指で彼の口の中へ押し
込んだ。
 佐倉の方は、とにかく、恥ずかしい場面を
見られたショックで、我を忘れる程うろたえ
ていた為、思い掛けない春英の仕打に、抵抗
することすら忘れていた。        
「手を出しちゃ駄目! 唾を出してよく味わ
って御覧なさい。……ウフフッ、さっきのは
文子さんので、今度のは私のよ。……どう?
違いが判る?」
 まるで、催眠術にでも掛かったかの様に、
春英の言うがまゝに舌を動かしかけた彼は、
漸く正気に戻ると、思わず口中のパンティー
を外へ吐き出した。
 とたんに春英がプーッと噴き出し、身をよ
じって笑い転げる。
 佐倉は穴があれば入りたい気持で、顔を紅
潮させていた。
 立花六段宅で外部の一般の人に対して指導
碁のある、所謂、お稽古日は週に三回、火・
木・土の隔日の午後から晩にかけて、それぞ
れグループ分けされている。
 そして、日曜は大抵、様々な団体の碁会の
催しに席を貸すことが多かった。
 女流棋士の本家と自他共に許すだけあって
稽古に来る常連は、大部分が女性である。
 日曜に碁会を申し込む団体も、荒井恵子三
段が出稽古に通っている高校か大学の、女子
学生チームが殆どだった。
 立花六段が病身のため、稽古日には荒井恵
子三段ひとりでは手が回り切れず、文子一級
と春英一級とが助手として同席し、来客との
碁の相手をつとめる。
 そして、めぐみ、かおりの二人が裏方に回
り、受付やお茶のサービスを担当するのが、
決ったパターンだった。
 そこへ新入りとして加わった佐倉は、早速
雑用係りとして、湯茶の接待や跡片付けに、
こき使われることになる。
 稽古に来ている客達の前で、自分より年下
の女に呼び捨てにされ、ズケズケと用を言い
付けられる屈辱は、またひとしおだった。
 殊に客の中に昔の知合がいる時など、その
好奇の視線に曝され、恥ずかしさで身の竦む
思いである。
 一番情けないのは、彼がこの前までコーチ
として指導していたS高校の女子囲碁部員達
の前で、これ見よがしに、先輩弟子達に嬲ら
れることだった。
「清治、お茶はまだなの? さっきから何度
も言ってるでしょう!」
「本当に、この新米弟子はグズなんだから。
……ホラ、こゝの畳が濡れてるわ。直ぐ雑巾
を持って来て拭くんだよ」
「そんなとこでボンヤリしてないで、お客様
達の靴でも磨いたらどうなね? 気がきかな
いわね」
 次から次と用事を言い付けられ、右往左往
する佐倉の姿は、むしろ滑稽ですらあった。
 そして、以前から、ひそかにあこがれてい
た杉本光子の前に、お茶を差し出す彼の手は
心なしか震え気味である。
「有難う。そこに置いといて頂戴。……でも
佐倉さんったら、プロ棋士に転向したと聞い
たのに、これじゃまるで男女中ね」
 盤面から目を上げて彼に応じる光子の声音
には、明らかに軽蔑の響きがあった。
 やがて昼時になって、一同は碁を一旦打掛
けにして、傍のテーブルで出前の幕の内弁当
をとる。
 そして、そこでは、若い女達の華かな会話
がはずんだ。
 皆と混って食事をとる文子の指示で、清治
は土瓶を手に、一同にお茶をつぎに回る。
 そんな彼に、文子は意地悪く声を掛けた。
「清治、私、お前に残すのを忘れて、全部食
べちゃったわ。……お前、皆さんのお余りを
集めて、そこの廊下の隅でお食べ!」
 一瞬、耳を疑ぐった彼の頬が紅潮し、お茶
をつぐ手が震える。
「アラアラ、佐倉さんったら、こゝでは残飯
掃除をさせられてるの?」
「私達の食べ残ししか当らないなんて、いく
ら修行中とはいえ、可哀そうね」
 女達の口調には、同情よりも、むしろ昔の
コーチに対する軽蔑と揶揄が込められいた。
 しかし、こうした機会も、度重なるにつれ
て慣れっこになる。
 二ー三ケ月も経つと、杉本光子に男女中と
表現された清治の所作も、それなりに板につ
いて来た。
 それと同時に、彼の態度には、どこか卑屈
なところが目立ち始める。
 それを敏感に反映して、女達の彼を見る目
も、身分の低い召使いに対するものに変って
行ったのである。
 一方、佐倉清治の本来の目的である囲碁修
行の方は、割当てられた家事の合間に、漸く
先輩の女弟子達の間に入っての手合を許され
ることになった。
 入段を目指して修行する、所謂、内弟子達
の手合とは、例えて言えば練習試合の様なも
のである。
 しかし、競い合う者同志のぶつかり合いで
ある以上、そのファイトの高まりは、想像以
上のものがあった。
 ただひとりの男性である清治と、対局する
女達の態度には、ファイトと言うより女性特
有の陰湿な敵意が伺がえる。
 従って、彼女等は手合の勝敗に異常にこだ
わった。
 壁に貼り出された星取り表には、負けると
黒い丸が付く。それに先番、後手番のハンデ
と級差を加味して、勝率が計算された。
 立花門下では、弟子達の修行の励みのため
に、勝率一位の者には、師匠直々の指導碁が
許される。
 勿論、立花六段に代って荒井恵子三段が、
指導碁を打ってくれるのだが、客相手のお稽
古碁とは真剣さが違っていた。
 しかも、終った後、手直しと称する局後の
検討を長時間に亘って続け、悪手や疑問手を
徹底的に指摘してくれる。それは将に、入段
前の内弟子達にとっては、実力を付ける絶好
の機会だった。
 一方、勝率最下位の者には、予じめ皆の間
で申し合わせられた厳しい罰が課せられる。
 罰が厳しければ厳しい程、石にかじりつい
ても最下位になるまいとする努力が高まり、
手合の真剣味が増し、その分、皆の実力向上
が得られる理屈だった。
「ねえ、今度の手合は清治も入っての総当り
戦にするわ。……これまでのしきたり通り、
勝率最低の人への罰を決めましょうよ。……
誰でもいゝから意見を言って頂戴」
 文子は、集まった内弟子達を見回す。
 メンバーは文子を筆頭に、春英、めぐみ、
かおり、それに清治の五名だった。
「アノー、僕に言わせて欲しいんですが…」
 清治が、オズオズと口を切った。
「今度最下位になった人は、今、僕がやらさ
れている仕事を担当するので、どうでしょう
か? つまりその人は、私が現在やっている
様に、皆のお余りを食べ、便所掃除や下着の
洗濯を担当するんです」
 女達は、一斉に顔を見合わせる。
 暫く沈黙が続いた後、春英が質問した。
「じゃあ、清治。私達四人の内で誰かが最下
位になって、お前の仕事を受継いだとしたら
お前は一体何をするの?」
「私は、その最下位の人の上の地位につくん
です。……だから、もう、清治って呼び捨て
にされることもないし、新入りの後輩じゃな
くなるんです」
 一同の間で、誰からともなくフーッと溜息
が洩れた。
 清治が、如何に現在の屈辱的な地位から抜
け出したがっているかが、その真剣な声音か
らも読み取れる。
 しかし、それは同時に、四人の女達のひと
りが、代りにその地位に転落することを意味
していた。
「それじゃ、清治、お前が最下位になったら
どうするの?」
 春英の疑問は当然だったが、清治の頭には
その答は無い。
「そ、それは……考えてません。……と言う
より皆さんで決めて戴いたら、必ずそれに従
います」
「本当ね。……本当に私達が決めた罰には、
例えそれがどんなことであっても、誓って従
うわね。……いゝわ。お前の意見を採用して
上げる。じゃあ、みんな、これでいゝわね」
 文子が真剣な面持で宣言した。
「清治の罰は、清治が最下位になってから、
皆でゆっくり考えるわ。……でも、清治、よ
く覚えておくのよ。うーんと厳しい罰にする
からね!」
 その晩、佐倉清治は、興奮でなかなか眠り
につけなかった。漸く彼にもチャンスが巡っ
て来たのである。
 総当り戦の勝率には、級位の係数が加味さ
れるから、三級である清治にとっては、却っ
て有利な筈だった。勿論、級位に比して実力
が高いことが前提だが、清治には充分自信が
あった。
 しかも、四人の女弟子達のうち、誰かひと
りを蹴落せば良いのである。自分が最下位に
なった時のことなど、彼の眼中に無かった。
 総当り戦は、ひとり四局。各自、週に一局
はこなして、長くとも一ケ月の間には終了す
る予定だった。
 所が、その内、清治は女達から、思っても
いないハンデを負わされることになる。
 手合が午後に予定された日の、朝食時のこ
とだった。
 何時もの様に、清治は、彼女達の残り物を
丼に受けて回る。
 そして、今日の対戦相手のめぐみの前に来
た時だった。
 彼女は自分の残飯を落し込むと同時に、丼
の中にペッとばかり唾を吐き掛けた。
 狼狽する清治の顔をニヤリと見やりながら
彼女は、口にたっぷり唾を溜めると、再び、
ペッと吐き掛ける。
「どおお? 私の唾入りの御飯を食べる勇気
がある? ウフフフ」
 煮えくり返る心を抑え、清治は丼の中身を
塵芥溜めへ捨てた。
 しかし、昼食の時も同じことが繰返された
のである。
 流石にたまり兼ねた清治は、塾頭格の恵子
に訴えたが、彼女もニヤニヤ笑うだけで、ま
ともに取り合ってはもらえない。
 泣く泣く、これも塵芥溜めに捨てることに
なる。
 清治は、結局、朝から何も咽喉へ通さずに
対局に臨むことになった。
 めぐみの作戦通り、長期戦にもちこまれた
複雑な局勢は、夕刻になっても勝敗の目処が
立たない。
 空腹で集中力を欠いた清治が、遂にめぐみ
の軍門に下ったのも当然の帰結だった。
 次の週のかおりの時は、同じ作戦に出た彼
女に対し、清治も腹を決めて、朝昼共、彼女
の唾入りの残飯を、屈辱に身を震わせながら
咽喉へ送り込む。そして、辛うじて一勝を拾
うことが出来た。
 しかし、第三週目の文子の時は、もっと悲
惨だった。
 朝の残飯の入った丼を彼の手から取り上げ
た彼女は、トイレにそれを持ち込む。
 黄色く泡立った汚水を満たした丼には、流
石に清治も手が出なかった。
 しかし、昼も同様の仕打を受けた清治は、
遂に崖から飛び降りる思いで、それに口を付
けた。
 ワーッと女達の嘲笑が湧き起る中で、ゴク
リゴクリと塩辛い汚水を飲み、汚された残飯
を噛む清治の目からは、無念の涙が零れた。
 しかし、その甲斐も無く、彼は平常心を取
り戻せず、文子に一敗地にまみれる。
 こうして、いよいよ最後の週を迎えた。
 一勝二敗の清治にとって、残されたこの春
英との対局に敗れると、自動的に最下位が決
定する。
 それは同時に、今の身分を抜け出すことも
出来ず、しかも女達の言う厳しい罰≠ノ服
すことを意味していた。
 所が対局の日の朝、春英は皆の前で、清治
が先日、洗濯の折に彼女等のパンティーを顔
を当てゝいたことを素っぱ抜いた。
 それも、彼女のパンティーを舐めながら、
股間を膨らませていたと、面白おかしく表現
する。
 文子がニヤニヤ笑いながら口を挟んだ。
「この話が先生の耳に入ったら、清治は即刻
破門ね。まるで、盛りの付いた狼を羊の中に
置く様なものだわ。……でも、それじや可哀
そうだから、そう、……一寸とした罰で勘弁
してあげるわ。ウフフッ」
 結局、春英のアイディァで、清治は女達の
汚れたパンティーをマスク代りに鼻に押し当
てゝ、対局することを強いられた。
 夕刻まで数時間に亘る対局の間中、異臭を
吸いながらの勝負である。
 それも、暫くすると、今脱いだばかりの生
臭い匂いの付いたパンティーに、次々と交換
させられた。
 その度に股間がうずき、頭がかすむ。
 清治は結局、盤面では、なすところなく春
英に敗れた。
 勝率最下位が決定した清治に、文子から、
おぞましい罰の宣告が下された。
「お前がね、二度と大それた口を叩かない様
に、洗脳して上げるわ。……いゝこと。これ
から毎日、お前は私達のお尻に顔を敷かれる
のよ。……そうね、私達が碁を打っている時
がいゝわ。私達の座布団代りに、お前の顔を
使って上げる。……クックックッ、私達のお
尻の臭いを嗅いで、身の程を知りなさい!」
 それは、佐倉清治にとって、文字通り女に
完膚無きまでに征服され、完全に男の誇りを
捨て去ることだった。
 そして、それは、無情にも翌日から早速実
行に移された。
 碁盤を挟んで早碁に興ずる女達の、尻の下
に自ら進んで顔を差し入れる。
 そして、薄いパンティー越しに、むせる様
な若い女の尻臭を、そして、頭をクラクラと
痺れさせる様な強烈な性臭を、長時間に亘っ
て嗅がされた。
 それも次々と、全員からである。
 彼の深い絶望感と屈辱感は、筆舌に尽くし
難いものがあった。
 完全に負犬となった彼の態度は、卑屈な、
こびる様なものとなる。そして、女達からは
まるで奴隷の様に扱われた。
 そんな時、文子がK高校の女子囲碁部の夏
季合宿のコーチに招かれることになった。
 K高校と言えば、例の高校囲碁選手権戦で
清治がコーチをしていたS高校に接戦の末、
決勝で敗れたチームである。
 夏休みに山寺の離れを借り切って、三週間
に亘る強化合宿を計画していた。
 先方の要求で、文子が清治を同道すると言
い出したので、彼は思わずハッとした。悪い
予感で胸が騒ぐ。
 その山寺は、山の中腹の人里離れた位置に
あった。
 外界との接触を絶って、涼しい山中で碁の
腕を磨くにはもってこいの場所である。
 文子に伴われて到着した清治は、早速、主
将の神元玲子の前に呼び出された。
「清治、お前はね。汚い手を使って私達の優
勝を阻んだんだよ。……私が、あの有名な故
事を知らないとでも思っているのかい? こ
れから、あの時のお礼はたっぷりさせて貰う
からね」
 玲子の指示で、彼は手足の自由を奪われ、
離れの一角に設けられた手洗いの床に転がさ
れる。
「お前、この頃、立花先生のところでは、毎
日、顔を女の尻に敷かれてるって言うじゃな
いの。……ウフッ、だらしないったら無いわ
ね。でも、ここでは趣向を変えて、お前に、
私達のトイレの始末をさせることにしたから
ね。……まず私が最初に使って上げるわ」
 キョトンとした顔の清治に、玲子が説明を
加える。
「こゝではね、トイレットペーパーの代りに
新聞紙を切って使ってるんだよ。……私達に
そんなものが使えると思うかい? こないだ
の罪滅ぼしに、私達全員の汚れたところを、
毎日、お前の舌できれいにするんだよ。……
いゝね!」
 そのおぞましい行為は、想像するだに気が
狂うかと思う程の衝撃を彼に与えた。
 二十名を越える女子高校生達全員の股間を
毎日舌で清めさせられるのである。
 彼は、拘束された四肢を震わせながら、神
元玲子の足元に身を伏せて哀願した。
「わ、私が悪うございました。……ど、どう
かお許し下さい。トイレットペーパー役を勘
弁して戴ければ、どんなことでもします。…
…み、みなさんのお尻に顔を敷かれても構い
ません」
「アラアラ、顔を座布団代りにされるのが、
よっぽど気に入っている様ね。……そうね。
じゃあ折角だから、夜になったら皆でお前の
顔に跨がって上げる。……でもそれは、お前
の舌を私達のセックスの慰めに使うためよ。
……勿論昼間は私達のトイレットペーパーと
して使われるのよ。クックックッ」
 まるで薮蛇だった。
 こうして彼は、昼の苦役に加えて、夜も、
汚辱に満ちた作業をさせられることになった
のである。
 先程の宣告通り、神元玲子が早速トイレに
入り派手な音を立てる。
 外の床に仰向けに寝かされ、それに耳を塞
ぎたい思いでいる清治の顔の上に、やがて、
汚れた玲子の股間が据えられた。
 彼にとって、初めて仰ぎ見るグロテスクな
女のクレバスである。
 しかも、そのピンクの粘膜には、ベットリ
と汚物が付着していた。
 異臭がプーンと鼻を突く。
「いゝこと? 先に前の方を清めてから、次
に、アヌスの汚れを舐め取るのよ」
 玲子の声が天の一角から降って来る。
 同時に、目の前のクレバスが沈んで、彼の
唇に触れた。
 催眠術に掛かった様に、舌を出して夢中で
前を清める。
 ピリッとした尿の味が舌先を刺した。
 尻が前に移動し、今度は汚れた菊座が彼の
唇を犯す。
 おぞましさに震えながら、舌と唇で褐色の
糊を吸い取ると、漸くその下から茶色の括約
筋が現れた。
 同時に、唇で吸い取った汚物が口中で溶け
て、渋さの混った苦みが口腔から咽喉にまで
広がる。
「一体どんな顔して舐めてるの? フッフッ
フッ」
 女の目が彼の顔を覗き込み、蔑みにあふれ
た視線が、彼の瞳を射た。
 恥ずかしさと情けなさで、思わず涙が湧き
出し、ボーッとあたりがぼやける。
 これを皮切りに、女達は一斉に清治の舌を
使い初めた。
 何人かは、彼の顔に目隠しをして使用した
が、やがて慣れるにつれて次第に羞恥心が薄
れ、却って男のオドオドした目を見下ろしな
がら清めを強制する様になった。
 その晩、清治は、身体の自由を奪われたま
ま、床についた神元玲子の股間にしっかりと
顔を挟まれ、長時間の舌奉仕を強制される。
 そして、続いて女弟子の文子が、それにな
らって、延々と彼に屈辱の舌奉仕を強いた。
 それは、女によって男としての誇りを完膚
無きまで踏みにじられた内弟子の転落の末路
だった。
(完)
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1988年12月スピリッツ12月号
(スレイブ通信35号に再掲載)
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2010/08/13