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#10 恐怖の侵入者(恐怖の銀行強盗)
阿部譲二作
白昼、銀行に三人の強盗が押し入り、勤務中の行員達を人質にとって立てこもる。見習社員の男が強盗たちに銃で脅かされて女子行員達を裸にし、強盗達は次々と彼女等を強姦する。面白がった強盗は、女子行員達に見習社員の男を便器代りに使うよう強制する。やがて強盗達は逮捕され1件は落着するが、裸にされた恨みから男は女子行員の便器にされる。 |
銀行員たち
昨夜来の暑さが朝まで居座った上にじりじりとピッチを上げつづけた様な一日だった。
冷房の調子が余り良くない上に客の出入りがいつになく激しく、出納係のカウンターに座っている女子行員達の顔にも、間近に迫った閉店時間を待ち詫びる色が現れていた。
もともと他方銀行の場末の支店で、その地域の商店街が主な取引先のこの店が、こうも賑わうのは、月末の支払いに加えて集金を済ませた大小商店の預金客が、午後になって増えたためである。
店構えはメーンバンクの三流支店並みの粗末さでベテランの男の従業員は二、三年もするともっと条件の良い店へと転勤を希望して移って行くため行員のほとんどが女子で、男子は管理職を除くと今年の春入社したての見習勤務の若者が数名いるに過ぎない。
たまたまその日は支店長代理は風邪で休み、当の支店長は午後から出納主任を連れて月末の集金に得意先を廻っているため、閉店の三時に近いその頃は、男子行員は新卒の大学出が二名、片隅で勤務しているだけで、残りの十名の女子行員がほとんどすべての業務をこなしている状態だった。
「ね、ねえ~恵子。今日もみんな残業になるかしら?」
「あたり前よ。月末はいつでもそうじやないの」
「私、気分が悪いのよ。帳簿の記入だけは済ますから、あとの検算、私の分もやっておいてくれない? 恩に着るわ」
「嘘おっしゃい! さっきの道子への電話、彼からだったんでしょう? あれから、そわそわしているくせに」
「フフフッ、ばれたか。実はその通り……でも助けると思って、お願い!」
「しょうがないわね。じや今度だけよ。それにしても道子の彼氏って……」
「しっ! 主任代理がにらんでるわ」
田島恵子と畑中道子は三年前の高校卒同期入社だった。二人共、色白の都会センス豊かなギャルだが、面長でスラリとした日本的な美人の恵子と対照的に、道子はバタ臭い派手な顔立のグラマーである。
主任代理の緒方富美代は女子社員の中ではただ一人の既婚者で、勤続十五年のベテランである。油の乗り切った女盛りの三十代で、太目の体形は、お世辞にもスマートとは言い難いが、丸顔で柔和な顔立にも拘わらず、とげのあるズケズケした物言いで皆から敬遠され勝ちだった。
「残業予定表の記入を、お願いします」
客の流れが途絶えた合い間を縫って当番の山田洋子が書類挟みを持って皆の席を廻り始めた。高校の時バレー部だったというのがうなずける大柄ながっちりした体格で、目の大きいキュートな顔立が日焼けして健康美に溢れている。
その日の残業可能な者は時間数を次々に記入していく。それを参考にして支店長が残業命令を出すのが建前だったが、実情は申告時間が、そのまま当番の手で命令書に写され出納主任が代印を捺すのが日課だった。
月末には五時の退社時間後一~二時間の残業がしきたりのようになっているのだが、道子は自分の名前の下に小さくゼロの字を記入して、入社年度からいうと一年後輩の洋子に (お願いね!)と言いたげにウィンクした。
洋子が最後に二人の男子行員に残業表を差し出すと、
「あれぇ。僕達、今月は見習社員の残業制限枠を越えているけれど、良いのかなあ?」
と二人が顔を見合せた。
背の高い方の森龍彦はK大の柔道部だったというだけあって眉の濃い男っぽい顔立で胸幅の広いたくましい体格である。もう一方の勝山国夫は対照的に知的な引き締まった面立でやや弱々しい、いわゆる青白い文学青年といったタイプだった。
「ほかにも時間枠を越えている人は何人かいるわよ。主任代理は今日は差し支えない限り残って貰うようにって」
「参ったなあ。僕達にだって都合ってものがあるのにな~」
森龍彦はチラッと緒万富美代の方を伺いながら、やや声高に言ってはみたものの、ジロリとこちらをにらまれ首をすくめた。
「良いじゃないか。ビヤガーデンは明日にしようや」
勝山国夫は、さっと自分の欄に2と書き入れ龍彦に回す。
「まあ、あきらめるか。その代り洋子ちゃん、明日、僕達に付き合わないか? 誰か、もう一人さそってさ」
「お生憎さま。明日は私、用事があるの」
山田洋子は龍彦の手から、さっと書類挟みを取り上げて背を向けた。 すらりと形の良い足とくびれたウエストの問の量感あるヒップが揺れ、二人の男性の目を刺激する。
侵入者
折しも三時のブザーが鳴り、客に閉店を告げるアナウンスが音楽とともに流れた時だった。最後の客を送り出して、シャッターを下ろすボタンを押そうとしていた緒方富美代を押しのけるようにして、黒のジャンパー姿の若い男が三人、なだれ込むようにちん入して来たのである。
「あ、あのお客さま。もう閉店ですから、明日お越し下さい」
富美代の制止を振り切るように、うち二人はカウンターに駆け寄る。
一人は富美代の腕を掴むと、自分でシャツターのボタンを押した。
シャッターの閉まる鈍い音の中で、(キャーツ)と言う悲鳴が、それも何人かの女子行員から起こる。
カウンターの上に登って仁王立ちになった二人の男の手には、無気味に黒光りする猟銃が握られていた。
痛いほど上はく部を掴まれた緒方富美代は、目の前にキラリと光るナイフを突き付けられて、思わず息を飲んだ。
いつもなら戸口に控えているはずのガードマンが、集金に廻っている支店長と外出していたのも不運だったが、ちん入者達がそこを計算して事を運んだのも明らかだった。
「みんな、怪我したくなかったらおとなしくするんだ。手を上げて一人ずつカウンターの外へ出ろ……それから、健、お前は奴等の後ろへ廻って見張るんだ」
さびのある低い声音で命令したのは、口髭をたくわえた首領格の男である。
「ぐずぐずするな! おかしな真似をすると怪我じゃ済まないぞ」
健と呼ばれたヒッピー風の長髪の男が、猟銃の銃口を脅かすように皆の方へ向けながら怒鳴った。
カウンターの横の出口から、一人一人追い立てられるようにロビーに集められる。
しかし、ハプニングが起こったのは、その時だった。
けたたましい警報ベルが部屋一杯に鳴り響いたのである。
女達の後について事務所を横切った森龍彦が、隙を見て出納主任の机の下に設けられていた防犯ベルのボタンを押したのだった。
「こん畜生! やりやがったな」
首領格の男がカウンターの上から身をひるがえすと、やにわに龍彦に襲いかかった。
龍彦は身を沈めて男の攻撃をかわすや、懐に飛び込んで投げ技をかける。しかし生憎、横の机が邪魔になって二人はもつれながら床へ倒れ込んだ。
龍彦が男を組み敷いた時、後ろから忍び寄った長髪の健が、猟銃の銃床で龍彦の後頭部を一撃した。
昏倒した龍彦を二人がかりで縛り上げる。
警報ベルは依然、鳴り続けていたが、ボタンが叩き壊されるとピタリと鳴り止んだ。
「おい、早くずらからねえとヤバイぞ!」
「判ってらあ。おい、お前達、金をこの袋に詰めるんだ。協力しねえとただでおかんぞ」
しかし、脅え切った女子行員達の動きは鈍く、そうこうしているうちにパカーのサイレンが銀行を取り囲んでしまった。
「畜生、あのベルのボタンで警察にも報せがいくようになっていやがったんだ! おい、松吉、外はどうなってる?」
「清次兄貴、もう逃げられねえ。ポリ公がうようよしてやがらぁ。……どうする? 自首するのか?」
緒方富美代を脅しながら、入口のシャッターの所で外をうかがっていた小柄な男が、悲鳴に似た叫び声をあげた。
「馬鹿抜かせ! こっちには人質があるんだぞ。簡単に降参してたまるもんか」
首領格の清次がわめき返した。
「でもよ、兄貴。人質を盾にここを出られたとしても、一体どこへ逃げるんだ?」
健と呼ばれた男も意外な展開に声が上ずっている。
「今から余計な心配するなって事よ。金さえあれば、いざとなりや外国へ高飛びだって出来るしよ……まあ健も松吉も俺にまかせて黙ってついて来るこった」
清次はさすがに落着きを取り戻していた。
パトカーのサイレンの音がひとしきり鳴り響いた後は無気味な静寂が皆を包む。
ロビーに集められた十人の女子行員達は青ざめた表情で、ただ一人の男性である勝山国夫を中心に身体を寄せ合って震えていた。
と、突然、出納主任のデスクの上で電話のベルがあたりの澱んだ空気を切り裂くように鳴り響く。
「もしもし……もしもし……何? 警察からだって?……ちょっと待て」
受話器を取った送話口を手で塞ぎながら振り返り、不安気な表情で清次に目くぼせした。
「警察が、周囲を包囲したから諦めて出て来いだとよ」
つかつかと歩み寄った清次は健の手から奪うように受話器を掴み取った。
「もしもし、そっちは警察なんだな……ゃ
あよく聞け‥…・俺達は武器を持っている。それに十人以上の人質があるんだ。そっちの出方によっちゃ皆殺しだぞ!……いいか、今から言う事を良く聞くんだ……大形の乗用車を一台すぐに用意しろ。色は目立たないありふれたやつだ。もちろん、ガソリンは満タンにしとけ。俺達は人質のうち一人を連れていくが、安全な所まで落ち延びたら必ず帰してやる。判ったな!…‥何? 二、三時間待ってくれだと。いいともさ、じゃあ返事を待ってるぜ」
どうやら、清次の思惑通りに事が運びそうな気配に、他の二人もほっとした表情になった。途端に現金なもので、とげとげしさが取れて楽天的なムードが漂う。
ロビーの片隅に網られたまま転がされている森龍彦は、まだ昏睡から覚めず、しかも耳の中から血が流れ出していた。
「脈はまだあるが、このままじゃくたばるのは時間の問題だぜ。頭の打ちどころが悪かったのかも知れねえな」
傍にしゃがみ込んだ松吉がつぶやいた。
「おい、そいつを外へ引ずり出してポリ公に渡してやれ。こいつを見りやあ、俺達が容赦しねえ事が判って話がスムースに運ぶかも知れねえからな」
清次のひと声で、森龍彦の身体は表口のシャッターの下から屋外へと転がりながら押し出された。
しばらくすると、ひっそりとした表通りにパラパラと足音がして、意識のない龍彦の身体が何人かの手で、運び去られる気配がした
後、再び静寂が戻る。
普段ならば人通りで賑わうこのあたりが鎮まり返っている事が、警察の包囲網のものものしさを皆に感じさせた。
修羅場
「おい、聞いての通りお前等は俺達の大切な人質だ。俺達の言う通り従っていれば怪我はさせねえが、ちょっとでも逆らうとさっきの野郎の様になるんだぜ。判ったな!……それ
じゃあ、そこの男……そうだ、男はお前しかいねえじゃないか。こっちへ来い」
清次はロビーで女子行員達に囲まれている勝山国夫を呼び寄せると、カウンターの中の別室に連れ込んで、ニヤニヤ笑いながら何事かひそひそとささやいた。
さっと顔色を変えて首を振る国夫に、清次は態度を一変して、鈍く光る猟銃を突き付ける。青ざめてようやくうなずいた国夫を伴ってロビーへ房ると、ガムテープを彼の口にべったり貼り着け言葉を封じてしまった。
「さあⅠ ぐずぐずせずに、さっさとかかるんだ。お前もたっぷり楽しめるはずだぜ。フフフ」
清次に背中をとんと突かれて国夫は、よろよろと女子行員達の方へ歩み寄った。
「キャー!一体何をするの? 止めて!」
「勝山さん、あなた気でも狂ったの?」
彼女等が金切り声をあげたのも道理、国夫が突然女達の一人、田島恵子に飛びかかり、着ている物を脱がせにかかったのである。
「ヒッヒッヒッ、そいつのやりたいようにさせてやんな。……邪魔する奴は最後まで人質として連れて行くことになるかも知れねえぜ」
松吉がそう言って嚇かすと、凍りつくような恐怖が一同の背筋を貫いた。
「いやあ。止めて頂戴! 誰か助けてぇ~」
国夫の手でみるみる無理矢理、裸にされていく恵子の悲鳴も、今や押し黙った同僚達の助けをうながすことは出来なかった。
懸命に逆らう彼女の腰からスカートがはずされブラウスがむしり取られる。まるでちぎれんばかりに引き延ばされたブラジャーのホックが飛び、あわてて手で胸を覆った隙にピンク色のパンティが引き下ろされた。
「キャーッ、助けてー ……お母さあ~ん」
魂切るような絶叫も甲斐なく、全裸にされた恵子は胸を手で覆って、その場にしゃがみ込んでしまう。
国夫は物も言わず、と言うより口に貼られたガムテープで言葉を出せぬまま、続いて傍らの畑中道子に抱きついた。
再び悲鳴が繰り返され、振り切って逃げ出した彼女の後ろを国夫が追い詰める。
所詮、道子も男の力には抗し難く、最後にはもがきながらも裸にされてしまった。
一人そしてまた一人と、国夫の手で全裸にされていく女達を侵入者の三人はニヤニヤ笑いながら眺めている。
一方、女達の反応もまちまちだった。必死で逆らう者が多い中で、締めておとなしく脱がされるままになっているものもいたが、何れも侵入者達の言うなりになって破廉恥な行為をする国夫に対する反感が表情にはっきり現われていた。中には憎しみを露わにして、国夫に唾を吐きかける者すらいた。
ガムテープでロを封じられた国夫としては、心の中の彼女等に対する済まない気特を表現するすべもなく、何ともやり切れない気分だったが、先ほどの耳から血を流して昏倒していた森龍彦の姿を想い浮かべると、侵入者達への恐怖の念に駈られる自分を、どうしようもなかった。
「おい、女達、こんな男に裸にされて悔しいだろう。いいから今度は、お前達がこの男を裸にするんだ」
全員が裸に剥かれてしまうと、清次は今度は女達をけしかける。
身休を寄せ合ってうずくまっている女達の目にキラリと荒々しい炎が宿った。そして、息を乱したまま壁にもたれて休んでいた国夫に、裸の女達が、一斉に飛びかかったのである。それは白い肉の津波が押し寄せるに似て異様としかいいようのない光景だった。
みるみる国夫のシャツのボタンは引きちぎられズボンが裂ける音がして、一分と経たぬうちに彼は女達の手で裸に剥かれていた。
しかも、それだけでは済まず、仰向けに横たわった国夫の身体を憎しみを込めた女共の足蹴りが襲った。田島恵子が国夫の顔を足で踏みにじると、畑中道子が彼の股間の急所を踏付ける。
荒々しい彼女等の身体の動きの合い間に、黒々とした恥毛やピンク色の秘所が惜気もなく侵入者達の前にさらけ出された。
国夫は声にならぬ悲鳴とともに、彼女等の足蹴りを避けて転げ回る。
「もう、その辺で止めろ! お前等、こいつを殺す気か?」
健が呆れたような口調で止めに入った。
「こいつはおもしれえや。人前で裸にされた女の恨みってのは大したもんだ……でも男が女に足蹴りにされたとあっちゃ、これも面目丸潰れだな」
松吉が腕を組みながらつぶやいた。
「おい、今度はお前が女達に仕返しする番だぞ。いいから一人ずつ俺達の前にしょっぴいて来て、恥ずかしい所をお前の手でおっぴろげて見せるんだ。他の女共には手を出さねえように俺達が守ってやるからよ」
清次が芝居の筋書を俳優に説明する監督よろしく、国夫に指図する。明らかに双方をけしかけて楽しもうとしている意図が見え見えだが、恐怖で増幅された国夫や女達の感情は、お互いに異常なほどの対抗心をあおられ、すでに平常の判断力を失っていた。
健が猟銃で女達を制している間に、国夫は先ほど自分の顔を踏みにじった田島恵子を引きずり出すと、清次の前へ尻を向けて四つん這いにさせ、大きく股間を拡げさせた。
国夫は、さらに恵子の背に逆向きに跨り彼女の尻を高々と持ち上げる。
恵子の尻が大きく割れて、清次を始め三人の侵入者達の前に彼女の秘部がクローズアップされた。
同時に咽喉から絞り出すような恵子のおえつがあたりに響き、彼女の尻がブルブルと小刻みに震えた。
そして、それがかえって陰微さを増し男心をそそる結果になったのである。
「おお、いいけつしてるじゃないか。それによ、このひだの所の感じがたまんねぇな」
清次がついと手を伸ばし、恵子の割目に触れた。
(ひい~っ)
と恵子の悲鳴。
「据膳食わぬは男の恥って言ったっけ。折角だから、一発ぶちかましてやっか」
清次はその気になったと見え、ズボンをかなぐり捨てるように脱いだ。はやくもブリーフの前が天幕状に張っている。
「でもよ、兄貴。この女、しばらく風呂へ入ってねえんじゃないかな。えらく臭うぜ。ホラ、けつの穴の回りが、えらく汚れてらあ」
健が側から恵子の股間を覗き込みながら口を挟む。
「それもそうだな。おい、お前。女は俺が抑えておいてやるから、タオルを持って来てそこを拭きな」
言われて立ち上がろうとした国夫を手で制すると清次は、
「いや待った。そうだ、もっといい考えがあるぞ……フフフ、お前、この女のけつを舐めて清めな。ついでに割目全体にたっぷり湿りをくれて、俺の物が入り易くするんだ……おっと、済まん済まん。口が塞がれたままだったな」
清次は手を伸ばすと、国夫の口元のテープを剥ぎ取った。
しかし、このあまりな要求に、さすがに国夫もためらいを見せて身を固くする。
「どうした! お前、命が惜しくないのかよう……なんなら見せしめに、この猟銃で一発お見舞したっていいんだぜ。その方が、俺達が本気だって事を警察に見せつける事になるしさ」
国夫の男の誇りも所詮、死の恐怖には勝てなかった。清次の前に回ると、四つん這いになって、高く盛り上げられた恵子の尻に思い切って顔を当てる。
ピクリと恵子の尻が震えたが、彼女も恐怖で身体がすくんでいる。
プーンと異臭がして情けなさが身に沁みた。
しかし舌を伸ばして一旦、菊座のひだに触れると、かえって抵抗感がなくなり、後はやけ気味にペロペロと舐め回す。
舌にぴりっと来る酸味が屈辱の記憶を彼の脳裏に刻み込んだ。
「ひゃあ~。こいつの舐めっぷりを見ろよ。まるで犬、というよりこいつは豚だな……こりやぁ、生まれついての変態野郎だぜ」
「違いねえ……そうだ、こいつに全員の女のけつを、たっぷり舐めさせてやろうじやないか」
「プフッ、そいつぁいい見せ物だ」
三人の男達が口々に嘲る声が耳に入り、国夫は悔しさで耳まで赤くなった。
「おい、もういいからそこをどけ。今度は俺が可愛がってやらぁ」
清次が待ち兼ねたようにブリーフをかなぐり捨て恵子の高くかかげた尻を抱き、先ほどから猛々しくそそり立っていた一物を肉ひだに当てがうと、一気に挿入した。
(ひゃあ~。助けて~)
恵子の悲鳴も固唾を飲んで見守っている女達に衝撃を与えはしたものの、虚しくあたりの静寂に吸い込まれていく。
目を細め、腰を揺すりながらピストン運動を繰り返す清次を見て、他の二人の女達を眺める目も、次第に野獣に似たギラギラした輝きを帯びてきた。
「おい、お前! 俺にも女を連れて来い。ちゃんとけつを舐めて清めるんだぞ」
「俺もだ。俺は若くてぽっちゃりしたのが好みだ。早くしろ、早く!」
国夫はのろのろと立ち上がると、女どもに近づく。
「きゃあ~、止めて~。こっちへ来ないで」
女達の黄色い叫びが一斉に起こったが、国夫は無表情のまま抱き合った女のからんだ手を解くようにして、一人の腕を掴んで集団から引き離した。
泣きながら、ずるずると引き出されたのは畑中道子である。
不思議なもので、自分がやっと難を逃れたと思うと、犠牲になった他人に同情するゆとりはなかなか生まれないのが人情である。
先ほど皆して国夫を襲った団結心は、もう毛ほども残っていなかった。
道子を健の前に四つん這いの姿勢で引き据えると、国夫は再び女の尻に顔を埋めた。
続いて残った松吉に当てがわれたのは、山田洋子だった。精一杯、暴れ回る彼女をシックスナインに抱き合う形で取り抑えた国夫はそのまま洋子の股間に舌を這わせた。
松吉のシンボルが、洋子のクレバスを貫くと、(ぎゃあっ)と絶叫が響く。
道子も、健の膝の上に抱きかかえられた姿勢で後ろから突き上げられている。
清次が上半身をのけぞらせるようにして果てると、国夫の方に顔を向けて顎をしゃくっ
た。
「おい、豚男。ここへ来てお前の舌で後始末をするんだ。俺のジュースを少しでもこぼしたら承知しねえぞ」
女達の好奇の視線の中で、それは国夫にとって目の眩むような屈辱の行為だった。
言われるままに、四つん這いの恵子の尻に腰を当てがって挿入している清次の後ろへ回る。
仰向けに寝て、立膝をしている清次の股の間に首を差し人れると、目の前に二人の結合部がクローズアップされた。
清次が国夫の胸に腰を落すと、恵子のクレバスがまともに彼の顔面に触れた。プーンと生臭い臭気が鼻をつき、ねばねばした粘液に覆われた秘肉が国夫の顔を覆った。
「いいか? こぼすんじゃないぜ」
清次が駄目を押しながら、ゆっくりと柔らかくなった肉棒を国夫の下唇に擦り着けるようにして引き抜く。
同時に女の粘液とミックスされたおびただしいザーメンが、恵子のワギナから国夫の口中へと流れ込んだ。
どくりどくりと国夫の咽喉が鳴り、ねっとりした生臭いジュースが彼の胃の中に送り込まれる。
「もっと吸って! 残らず吸い込むのよ」
と恵子の声。彼女は身体を起こすと、ぐっと国夫の顔に体重を掛ける。 顎がぐっと押し下げられ大きく開いた彼の口中にとめどもなく粘液が落下した。
国夫の顔の上で大きく開いた恵子の股間から辛うじて彼の目が覗き、彼女の軽蔑に満ちた視線を受け止める。
「お~い、こっちも終ったぞ。早く後始末に来んかい」
健の声に慌てて這い寄った国夫の顔面に道子のクレバスが押し着けられた。
道子は、あたかも鬱憤を晴らすかのように彼の顔面の上で腰を揺すり、国夫の顔を思う存分尻でじゅうりんした。
三人目の洋子の所へ這い寄った時はもう事が終った後で、ぐったり横たわっていた洋子は国夫を見ると憎しみに目を光らせ、彼の髪を鷲掴みにすると彼の顔面をぐいとばかり濡れそぼった股間に挟み込んだのである。
リリーンと電話のベルが鳴る。
先ほどの警察からの連絡から、ゆうに二時間は経っていた。
待ち兼ねたように受話器に飛び着いた清次はせかせかとした口調で送話口に向かってわめいた。
「警察だな。車の用意は出来たんか? 何? まだだって!……な、なめるんじゃないぞ。人質を殺されてもいいのかよ。脅かしじゃない事は、さっき外へ放り出した野郎で判っただろうが」
怒りでどす黒く染まった清次の顔が、会話を続けていくうちに徐々に緩んできた。
「そうか、でも、手続きに時間がかかるってのは、そちらの勝手だぜ……警察車なら直ぐあるって? 駄目だ駄目だ! あんな目立つ車じゃ、どこへも行けやしねえ……もう少し待ってやるから、ちゃんとした車を用意しろ。判ったな!」
ガチャンと受話器を下ろすと清次は、皆の方を振り返って得意げに胸を張った。
「警察はな、俺が怒鳴ると平謝りさ。パトカーを提供するときやがった。聞いての通り、もう少し待つ事になるが、皆心配することはないぜ。時間つぶしにさっきのゲームを続けようじやないか」
「兄貴の言う通りだ。車で逃げる時に連れていく最後の人質になりたくなかったら、せいぜいおとなしく言う事を聞くんだな」
そして健と松吉がニヤニヤしながら女達の方へ近づく。
「今度は残りの七人の出番だな。こっちへ来て一列に並べ……そうだ、大分おとなしくなったな」
「じゃあ、みんな後ろを向いて四つん這いになるんだ……そうそう、いいぞ。もっと股を開いて、けつを上げるんだ」
それはまったく異様な光景だった。恐怖に駈られた女共の白い尻が一列に並び、それ等が高く特上げられるとピンク色のアヌスが、そして、うっすらと黒い翳りに覆われたクレバスが、男どもの視線の前に惜しげもなく曝け出された。
「皆、きたねえけつしてやがんなー。おい、お前、豚男の出番だぜ。一人ずつ、味の違いを舐め分けてみな……ホラ、こっちの端からだ」
経血吸飲
女の尻に顔を寄せた国夫は、ふとクレバスから垂れている糸に気がつき、同時にプンと匂う異臭に一瞬たじろいだ。
目覚とく、その気配を察して松吉が近づき覗き込む。
「こいつぁ傑作だ。この豚が渋ってると思ったら、この女、タンポンを入れてるぜ」
どれどれとばかり後の二人も寄ってきた。
健が垂れ下がっている糸を引くと、赤く染まった綿がクレバスからすっぼり抜け、経血がツーツと太腿に垂れた。
「おい、これこそ豚のど馳走だぞ。ホラ、口を開けな」
健の指から垂れる糸の先にはたっぶりと経血を吸った赤い綿の塊りが揺れていた。
「こ、こんなものまで……」
呻くような国夫のつぶやきに、覆いかぶせるように清次の声。
「そうさ。命が惜しかったら豚になり切る事だな。俺達は容赦しねえからな」
国夫の口の中にすっぽりとその赤い綿が吸い込まれると同時に、彼の目尻からツーと悔し涙が流れた。
「そうだ。よく味わってみな。綿が白くなるまで口から出すんじゃないぞ」
塩辛い、しかもいわゆるえぐい味に生臭さが加わって国夫の咽喉一杯に沁み渡る。
懸命に無念さをこらえて口中の綿をしゃぶり吸った。
「もういいだろう。出してみな……まだピンク色だが勘弁してやるから、今度は、その源泉を吸うんだ……それ、こぼれた分も舐めてやれ」
太腿に垂れた赤い筋を舌で掬い上げるようにして吸い取り、思い切ってクレバスに顔を埋めた。
思ったより粘り気の少ない経血がちょっと吸っただけでズズッと口の中に送り込まれてくる。
意外に量も多く国夫の咽喉が、どくりと鳴った。
ひとしきり吸い終ると、髪を掴まれて頭をぐいと後ろへ引かれた。
「おい、見ろよ。こいつの顔、まるで赤鬼だぜ……それとも赤豚と言うべきかな。ハッハッハッ」
「それより、こっちにもう一人タンポン入りが居たぜ。真ん中の年増だが、脂ののったいいけつしてるぜ……汚れついでに、こいつも舐めさせてやれ」
それは主任代理の緒方富美代だった。髪を掴まれたまま引きずられるように彼女の所へ移動させられ、抜き取ったタンポンを口に放り込まれると同時に、ぽってりした量感のあるヒップに顔を押しつけられた。
年のせいか量は少ないものの、ねっとりしたえぐさは、また格別で国夫は思わず吐気を催してむせ込んだ。
あたりには、ようやく夕闇が訪れ、女達にそして国夫の上に、いつ終るとも知れぬ凌辱が繰り返されていく。
籠城
三度目の電話が鳴ったのは、夜の八時を過ぎていた。
日はとっぶり暮れ、侵入者達の表情にも、ようやくあせりの色が見え始めていた時だった。
清次は受話器を荒々しい手つきで取り上げると、いきなり怒鳴り声を立てた。
「警察か? 遅いじゃないか! こちらがおとなしくしてりゃ、つけ上がりやがって……舐めたら承知しねえぞ」
電話の相手は、くどくど説明を続けている模様だが、いら立っている清次の耳にはなかなか通じない。
「うるせえな。お前らの中で意見が分れていようがいまいが、俺達には関係ねえさ……そ
んな事より、車の用意は出来ているんだろう
な?」
受話器の中からは、緊張したかん高い声が流れてくる。時々、早口になって聞き取り難くなるため、清次のいら立ちは増す一方だった。
「何だって……言ってる事が分らねえな。……車は準備したけど許可が下りないとはどういう事だ? お前達の内部の事情なんか糞くらえだ。肝腎なのは人質……そうだ、人質の命なんだぜ! お前じゃ分らねえ。大将を出しな……おう、署長でもいいぜ」
清次の声音に真剣味が加わり、交渉が難行しそうな雰囲気を察して周囲の者の顔にも緊張の色が浮かぶ。
「もしもし、お前が署長か……ウム、人質の事は判ってるんだな……それで、時間が欲しいんだと……一体、何時まで待たせるんだ。……明日の昼……とんでもねえ。大まけにまけて明日の朝、それも朝早くだ。……そうだ、時間を決めておこう。朝六時、ラッシュの始まる前だ。いいな、それまでに中央の連中を説得出来なかったら、人質を一人ずつ仕末するからな……判ったな!」
「あ、それからな、俺達腹が減ってるんだ。何か食べる物と飲み物を、すぐ差し入れるんだ。そうさ、もちろん人質の分もだ‥…それと、そちらの電話番号も教えろ。こちらからも掛けるからな」
清次は受話器を置くと、フーツと大きく吐息をついた。
猟銃を取り上げて皆の方に向き直る。
「おい、お前達! あらましは聞いての通りだ。明日の朝まで、ここで籠城と決まったんだ。でもな、もし警察の野郎どもが裏切りやがったら、お前達も無事じゃ済まねえ。一人ずつ死んで貰うからな……その時は俺達の言う事を聞かなかった者が、真っ先に血祭に会うんだぜ」
一同の間に、さーつと凍るような恐怖が駈け回った。お互いに顔を見合せる女子行員達の顔にも脅えの色が濃い。
沈み切った雰囲気の中で、カラ元気を装った健の声が響いた。
「おい、みんな! 夜は長いぜ。くよくよしたって仕方がねえ。人間いつかは死ぬんだ。……こうなったら思いっ切り楽しもうぜ」
カウンターの上に寝そべっていた松吉も、むっくり身体を起して健に調子を合せる。
「そうだそうだ。おい、人質の女ども! 俺達が楽しめるように、お前達が全員で協力するんだぞ」
清次も二人の気持を察したとみえ、小脇にかかえた猟銃を下ろし、警察とのやり取りですっかり固くなった表情を柔らげた。
「そういえば、目の前にきれいな裸のねえちゃんがたくさんいたっけ。こいつらと明日の朝まで、たっぷりと遊ぶとするか……それじゃ、手始めにお前達の口や舌で俺達の息子をその気にさせて貨おうじやないか……オイ、お前達、サービスの長い者が長く生きられるんだぜ。フフフッ」
女達の間に微かな動揺が起きたが、それでも自ら進んでその行為を志願する者は誰もなかった。
「ハハァ、お前達恥ずかしいんだな。それじゃこうしよう。これからはすべて俺達が一々指図する。それに従わなかった者は、背中にこのマジックベンで赤のⅩマークを付ける。そして明日の朝、死んで貰うのはⅩマークのたくさん付いた者からって事にしようぜ」
清次に指名されたのは、先ほど松吉に犯された山田洋子である。バレーできたえた均整のとれた身休が若々しい魅力を発散し、男心をそそる結果となったのは皮肉だった。
すごすごと前に出た彼女を椅子に座った清次が目の前に正座させ、やおら股間のものを取り出す。
「ホラ、こんなに萎びてらぁ。しつかり舐めて元気にするんだ。ホラ!」
ぐにゃりとした肉塊が洋子の顔に触れ、諦めて開いた口中に押し込まれる。プーンと異臭が彼女の鼻をついた。
「下手だぜ! お前、経験がないんだな。舌を使うんだ。舌を……そうそう、歯を立てるんじゃないぜ」
清次は、涙をポロポロ流しながら懸命に奉仕する洋子の髪を掴むと、ゆっくり前後に揺する。
「ホーラ、だんだん固くなって来ただろう。後は舌だけじゃなくて唇と咽喉を使うんだ。俺のジュースが出るまで続けるんだぜ」
横から覗き込んでいた健と松吉も、思い思いに女を指名して股間を開いた。
「俺は経験者がいいな。オイ、そこの年増、お前だ。しつかり舐めるんだぜ」
健は中年の緒方富美代を、面喰いの松吉は畑中道子を、それぞれ選んでいた。
しばらくすると男達の息遣いが荒くなり、女の頭を手で引き寄せると同時に、腰を前後に揺すってピストン運動に入った。
一番先に放出を終えたのは、やはり清次である。彼は男の放出物をロ一杯に含まされて苦しげにうめく洋子をじっと見下ろすと、
「吐き出すんじゃないぜ。本当は全部飲み込ませるんだが、初めてにしちゃ良くやったから勘弁してやらぁ……オイ、そこの豚! お前の出番だぜ。こっちへ来てロを開けな」
ロピーの片隅でへたり込んでいた勝山国夫は、清次に呼ばれるとピクリと身体を起こし直ぐさま四つん這いになって近づく。
「おう!お前も大分豚らしくなったじゃないか……オイ、女、そのロの中の物をこの豚に飲ませてやれ」
洋子は顔をしかめながら国夫の顔の上に覆いかぶさるようにして、大きく開けた彼の口の中へ清次の放出物を吐き出した。
国夫の咽喉がごくりと鳴り、その表情が屈辱に歪む。
洋子は口の中を清めるためか、何回も口中に唾を溜めては、それをぺッとばかり国夫の咽喉に吐き込んだ。そこには国夫に対する憎しみと軽蔑の思いが込められている。
続いて頂点に達した健と松吉も、清次に倣って国夫を呼ぶ。富美代と道子の口中に溜められた男達のミルクが、彼女等の唾液にまぶされて、ねっとりした生臭いミックスジュースとなって、国夫の咽喉に……そして胃袋に送り込まれたのである。
「オイ、女! 俺のミルクがよっぽどまずいとみえるな。口直しに俺の水を飲ませてやらあ。こっちへ来い」
清次は洋子の髪を掴むと、その首を再び股間に挟み込む。彼の意図を察して泣き声をあげて顔を背けようとする彼女の唇に、容赦なく清次のものが押し込まれた。
「しっかり飲みな。豚にはお前の身体の中を一度通しためを後から飲ませるんだ。きっと面白い顔をするぜ」
顔をしかめながら、ごくりごくりと彼女の咽喉が鳴る。男の精液を口中に放出されたあげく、生れて初めて汚水まで飲まされる屈辱に洋子の心はズタズタにされていた。
女達の傷つけられた誇りが、そして恐怖に抑圧されたやり場のない怒りが、その矛先を転じ侵入者達の手先を勤めた国夫に対する憎しみの形になったのも無理からぬ事だった。
人間便器
銀行正面のシャッターの前に突然、車が止まる音がして、何人かの足音が響いた。
それもほんの数分で、車の去る音と共に再び静寂が戻る。
シャッターを少し持ち上げて外の様子を窺った松吉が、一同の方を振り向いて顎をしゃくった。
「オイ、手を貸してくれ。道路の上に何か置いてあるんだ」
健と松吉が運び入れた箱を開いた一同から歓声があがった。折詰弁当に飲物がぎっしり詰められていたのである。
「おい、ビールもあるぜ。警察にしちゃあ気がきいてらぁ。遠慮なく御馳走になろうや。……そうだ人質の女どもにも回してやんな。裸で飯を食うのも、おつなもんだぜ」
女子行員達は、さすがにためらいを見せたが、まずジュースの缶に、そして咽喉の乾きが収まったところで、ぼつぼつ折詰に手が延びた。
「おっと、お前はいけねえ……豚が人間と同じものを飲んだり食べたりするのは、おかしいぜ。お前には……フフフ、女どもの身体の中を通過した物で沢山だ」
箱の方に差し延べた国夫の手を健が邪険に振り払う。ビールをあおりながら、横目でチラッと国夫の方を見やった清次が、
「その通りだ。しばらく待つんだぞ……しかし皆の食べるところを見せつけられてるのも可哀そうだな……そうだ、お前そこに仰向けに寝な。そうそう……それでと、その端の方で飯を食ってる女、お前こっちへ来てこの男の顔の上に座って食べな。お前のケツで目隠しをしてやるんだ」
女のぽってりした尻が国夫の顔の上に据えられ、グイと重みがかかる。
「フフフ、豚の御馳走が出て来るおしもの臭いを嘆いで腹の足しにするんだな」
松吉の嘲笑に混じって、女どものクスクス笑いが国夫の耳に入った。
女のヒヤリとした尻の下に敷かれた彼の顔が、悔しさでカーッとほてる。
侵入者題はアルコールが入り満腹すると、俄然、陽気になった。女達も先程までのせっぱつまった緊張感が柔らぎ、やや落着きを取り戻したようである。
それに冷たいロビーの床に裸で座り込んで食事をした事もあって、何人かが尿意を催していた。カウンターの反対側にあるトイレの方を見やりながら小声でささやき合い、三人が立ち上がる。
先頭に立った山田洋子を、清次がニヤニヤ笑いながら押し止めた。
「折角だが、トイレは使用禁止だ。代りにあの豚を使ってやるんだ……さっきから腹を空かしてお待ち兼だぜ」
ようやく女の尻から解放され、ロビーの隅で隠れるようにうずくまっていた国夫の方に皆の視線が集まった。
山田洋子が、つかつかとその前に歩み寄ると、上から冷たい眼差しを浴せる。
「聞いたでしょう。豚の勤めを果たすのよ。さあ、早く!」
まるで催眠術にでもかけられたように、国夫は無抵抗に仰向けに横たわる。
ゆっくりと彼の顔を跨いだ洋子は、皆の注視の中でおもむろに尻を下ろした。
「口を大きくお開け- 零すんじゃないよ」
ぴったりと局部を彼の口に密着させると、洋子は少しずつ、汚水を国夫の口中に注入する。ごくりと彼の咽喉が鳴る。
「オイ、どんな味だ? さっきこの女に飲ませた俺の分も混じってるんだぜ。ヒヒヒッ」
と清次の声。汚辱の水は次第に量を増したと見えて、ごくりごくりと続けざまに国夫の咽喉が上下する。
「後もしっかり舐めて清めなさい……あら、お前泣いてんのね。意気地なし…本当に腰抜け豚ね」
洋子が尻を上げた後、待っている二人が続けざまに国夫の顔に跨がった。
三人目になるとさすがに彼も苦しげで、飲み下すのがやっとに見えたが、何とか零さずに全量を胃の腑に収める。
「オイ、水ばっかりじや腹の足りにならねえぜ。少し休んで胃の中を空にしたら、固い方を出して貰うようにお前からお願いして回るんだな……どうか、お嬢様方の糞を頂かして下ださい……ってな。ハハハッ」
カウンターに腰掛けた松吉の高笑いが、ひと際大きくあたりに響く。
時刻はもういつの間にか、夜の十時を過ぎていた。
屈辱のゲーム
その頃…‥、この銀行からワンブロック離れた派出所では、煌々と灯りがともり、多くの警官が詰め掛けていた。
表にはいかめしい臨時対策本部の看板が立てられ、前の歩道に沿って張られた天幕の中では、銀行関係者や人質の家族、それに砂糖に群がる蟻のような多くの報道関係者がごったがえしていた。
救出された森龍彦は未だ意識不明で、警察側には銀行内での犯人達の動勢がまるで掴めていない。人質の家族からの突き上げや銀行側からの要請もあって、犯人達の勝手な要求を無視出来ない立場の警察側には、いら立たしさがつのり、焦りの色が濃かった。
そこへ報道陣から突然、数枚の写真が持ち込まれたのである。それはシャッターを半開にして食料を運び入れる犯人達を、遠距離から望遠レンズで写した赤外線写真であった。
犯人達の顔は残念ながらぼやけていたが、背景に見える銀行の内部には、人質に取られている女子行員達の姿が何人か写っていた。
それがどうも全裸にされているらしいと判った時点で、関係者達は全員、大きなショックを受けた。
犯人達の異常な残虐性が浮き彫りにされたからである。
〔女子行員達が、スッポンボンにされて犯人達になぶり物にされている〕
噂は、たちまち報道陣の間に拡まり、人質達の家族に届いた。
警察が家族達の強硬な申し入れで、犯人達の要求を全面的に受入れる事を決定したのは夜の十二時前である。 深夜の電話のベルが銀行のロビーに鳴り響いた。電話に出た清次の顔が緩む。
「そうかい。そりや良かった。俺達も好きこのんで人殺しをしたくはねえからな……しかし言っとくが少しでも裏切ったら、その時は判るだろうな。じやあ朝の六時きっかりに車を持って来い……待ってるぜ」
気配を察した健と松吉、それに人質の女子社員達の顔にもほっと安堵の色が浮かんだ。
「オイ、朝まで寝るわけにも行かねえから、何かみんなでゲームでもやるか……そうだ豚男。お前、何か芸を見せな」
清次にうながされたものの、何をやって良いのか見当もつかず、国夫は四つん這いのまま途方に暮れる。
突然、胃がグーツと鳴り、臭いゲップが続けて出た。先程からまた改めて数人の女達から汚水を飲まされたためである。
「何だ、女のションベン飲むしか芸がないようだな……それじゃ、俺がひとつお前にふさわしい芸を仕込んでやろう」
清次はニヤニヤ笑いながら女の一人に命じて、彼女等が脱いだ衣装の山から下穿きを持
って来させた。十枚の色とりどりのパンティが国夫の前に並べられる。
「いいか。そのパンティの持主をお前の鼻で探すんだ。全員の分を当てたら……そうだな、女達の便器になるのを勘弁してやらぁ」
それは国夫にとって、ひときわ屈辱に満ちたゲームだった。
犬のように女達の股間を嗅ぎ回ってパンティの臭いと比べるのである。しかも女達は当然のように冷たく国夫への協力を拒んだ。
女達の尻に顔を寄せるたびに嘲笑され、変態とののしられ、蹴られたり唾を吐き掛けられたりしたのである。
さすがに見かねた清次は、女達を一列に並び、前かがみになって、尻を後ろへ突き出すように命じた。しかし国夫が念入りに嗅ぎ回った成果は無残で、当たったのは十人中二人
に過ぎなかった。
「やっぱり駄目だな。それより、こいつ、いいケツしてやがるな。ひとつ可愛がってやるか」
清次の槍玉に上がったのは、畑中道子だった。形の良い腰のくびれで、ひときわ若さに溢れたグラマーなヒップが強調され、清次の男を呼び起したのである。
「今度は後ろの穴に入れてやるからな。四つん這いになって尻を高く上げな」
清次の命令に、泣きじゃくりながら従う道子。そして、その高くかかげたヒップに当てがわれた清次のシンボルが少しずつ埋没していく。アアッ、と絞り出すような道子の声があたりに響いた。
周囲が固唾を飲んで見守る中で清次のピストン運動が始まったが、意外な事に五分もせぬ内に果ててしまった。
「やっぱりバックは締める力がつええや。気をやらねえように我慢したんだが、駄目だったな……オイ、豚の出番だぞ。後を吸ってやんな」
這い寄って来た国夫の肩を蹴って仰向けに転がすと、道子はその顔の上に尻を据える。
彼女がいきむにつれ、彼の唇の上でアヌスの粘膜がめくれ、清次のミルクが国夫の口中に滴り落ちた。
と、ブスッと音と共に放出されたガスが彼の頬をブクリと膨ませ、それが鼻に抜ける時の臭気で、そして屈辱感で頭の芯が痺れる。
しかし、異変が起こったのはその後だった。
アヌスの粘膜がひときわ膨れ上がったかと思うと、清次のミルクにまぶされた固いねちやっとした塊が、国夫の口中に押し込まれたのである。
その舌を刺す苦味と鼻に抜ける異臭に、国夫は思わずその塊を吐き出そうとした。
しかし、気配を察した道子は尻をグッと落とし国夫の口を完全に塞ぐ。しかも新たな塊が彼の舌を押し退けるように侵入して来た。
最初の塊を思わずグッと飲み込むが、胃の中に入った途端に赦しい吐気と共にそれが逆流して来る。国夫は思わずくぐもったうめき声をあげた。
「おおい、見ろよ! こいつ、女に糞を食わされているぜ」
清次がそれと察して一同を呼び集めた。女達も周囲から一斉に好奇の視線を浴びせる。
国夫の咽喉と胃が大きく上下し、そのたびに次々と口中に放出される塊が抵抗に合いながらも飲み下されていく様子が、周囲からも見て取れた。
「クククッ、こいつは傑作だ。とうとう本物の豚になりやがったぜ」
松吉が、おかしそうに言うと周囲の女達の間にも嘲笑が拡がる。一方、国夫は必死の思いで、いつ終るとも知れぬ道子の排便を、口に受けては飲み下だしていった。
長い長い屈辱のドラマと共に夜は更け、そして夜明けが近づいて来た。
一同は全員ほとんど一睡もしていない。疲労がようやく拡がり始め、壁に寄りかかったままうたた寝をする女もいた。哀れなのは国夫である。道子に便器として凌辱された後、次々と女達の尻に顔を敷かれていた。
彼女達にして見れば、自分達を守るどころか侵入者達の手先となった男への制裁である。
もっとも女達はもはや、排便そのもののためではなく、欝憤晴らしに国夫を征服し、蹂躙するのが目的だった。
彼の口にアヌスを押しつけながら、股間にのぞく彼の目を見下ろし、いきんで見せる。
そして国夫の目に浮かぶ。今にも排出が始まるのではとの脅えの色を楽しむのだった。
いわば、彼は女達のストレス解消のなぐさみ物にされたのである。
それでも、中には道子のように実際に彼の口に排便する女もいて、彼があげるうめき声で周囲もそれと察する事ができた。
ロビーの時計が午前五時を指した頃、国夫の顔の上には田島恵子が跨がっていた。
国夫の時折りあげるひときわ大きなくぐもったうめき声は、恵子が実際に彼の口中に排泄を行なっている事を示していた。
しかも、それはもう二十分以上も続いている。普段、便秘勝ちの恵子が滞っていた分を時間を掛けて彼の胃に送り込んでいるのは判ったが、彼がうめき声をあげるごとにク、ク、ク、と含み笑いを洩らして尻を揺すり、股間の彼の目を見つめる態度からみて、彼女も、国夫をいたぶる事に感情の吐け口を見出しているのは明らかだった。
解決
その頃、聾察の対策本部では最後の打合せが行なわれていた。
犯人の言うなりになったと見せ掛けて逆転を狙う、文字通り警察の威信を掛けた作戦である。
しかし人質の安全を計るためには、いったん犯人達に車を与えて、人質達と引き離してから、行動に移らざるを得なかった。
しかも犯人達が、人質のうち一人を連れて逃走すると宣言している以上、その一人を無視する訳にもいかない。
徹夜の激論の末、犯人と同行する人質を警察の関係者と入れ替える案が有力になった。
警察の内部の者ならあらかじめ当局の作戦を頭に入れさせ協力させる事が出来る。何よりも人質の家族や銀行関係者の抗議を受けずに幅広い作戦を展開できる点が強味だった。
問題はふたつ。人質の人選と、犯人側にこの人れ替えを受け入れさせる方法とである。
幸いこの管区の警察官は質量共に群を抜いており、犯人側の注文を予想して、男性、女性各一名の候補を絞るのは比較的容易だった。
そして、もし年配者が要求された場合は、柔道五段の署長自らが志願することまで話が煮詰まった。
また、犯人側に選択を考慮する時間を与えないように、出来るだけギリギリの時刻を選ぶこととなった。
朝いまだ明けやらぬ五時三十分、作戦の陣頭指揮を取り続けている署長が電話のダイヤ
ルを回す。
ベルが鳴るや否や応答があった。
清次の声である。
「オイ、警察だな。車の用意はいいな。そうか判った。あと三十分だぞ……何? 連れて行く人質? それは、これから決めるんだ。後からちゃんと返してやるから、心配するな……何だと? 警察から人質を出すだと……そりや、一体どういう理由だ?」
清次は、しばらくやり取りを続けた後、
「判った。しかし、こちらにも少し考えさせろ……五分後に電話する」
受話器を置いた清次は、やや緊張の面持で、健と松吉を呼び寄せて相談を持ちかけた。
「警察の言い分では夜、行員の家族が詰め掛けていて、最後に同行するのは警察関係者に
しろと圧力を掛けているそうだ。報道陣がバックアップしているので、もし俺達がこの提案を受け入れねえと署長が首になるんだとよ……俺の考えじゃ、警察の人間の方が、奴等も手が出し難いんじゃないかな。誰しも身内が可愛いのが人情だからな」
二人の同意を確かめてから、清次は改めて警察を呼び出した。
「おい判った。時間がねえから特別に同意してやろうじゃないか。ただし条件があるぜ。
人質は女に限るんだ。フフフ、いざという時に寝返っても料理し易いようにな」
時計の針が次第に六時に近づいていく。三人は札束を詰めた袋を背中に縛りつけると、猟銃を手にいつでも飛び出せる態勢だった。
車の音がして人の足音が半開きにされたシャッターの外側に近づく。
外の様子を窺っていた松吉がOKのサインを出し、シャッターを全開にさせた。
ようやく明るさの増したガラス戸の外に、中年の婦人警官が一人立っており、表の通りには車が止めてあるのが見える。
三人はそれでも用心深く一人ずつ外へ出てあたりを窺った。健が婦人警官の身体検査をしている間に清次と松昔が車を調べる。
「よし! ガソリンも満タンにしてあるし、どこも異常はなさそうだ?……さ、みんな車に乗れ! 早いとこずらかるんだ」
三人と婦人警官の一行を乗せた車が朝もやの中に消え去ると、銀行の中にはようやく開放された喜びが充満した。女子社員達は、着衣を身に着けるのに大わらわである。
ひとり国夫だけが、ロビーに放心したように仰向けに寝たまま取り残されていたが、誰も気に止めない。サイレンを鳴らしたパトカーが一台また一台と近づいて来るのを迎えるように全員が次々と外へ飛び出していった。
「何をしてるの? 早く起きて服を着たらどお? フリチンでいるなんて銀行の恥よ」
田島恵子が国夫を上から覗き込み、彼の顔を軽く靴で蹴った。
今しがた自分が送り込んだ汚物で異常に膨らんでいる彼の胃のあたりを、いかにも汚らわしそうに見やると、皆の後を追って表に出ていった。
そこには、警官に伴なわれてようやく到着した家族の背にすがって、泣き崩れる女子行員達の姿が展開されている。
後日談だが、逃走した犯人達は待伏せしていた警官の装甲車に体当りされ、猟銃を使う暇もなく逮捕され、同乗の婦人警官も無事救出されていた。
事件の爪痕
それから一カ月経った銀行の内部、そこには、あのいまわしい事件を忘れたかのように、忙しく立ち働く行員達の姿が見られた。
しかし良く見ると、あの時の爪痕があちこちに残っている事が判る。
第一に、行員のメンバーがかなり変ってしまっている。あの時の十人の女子行員のうち残っているのは緒方富美代、田島恵子、畑中道子の三人だけで、山田洋子を初めとする七人は自ら志願して他の支店へ転勤するか、辞表を出すかして姿を消していた。
恐怖と屈辱の想い出がこびり付いている場所での勤務に耐えられないのが、本音であろう。代りに新規採用を含めた新顔の女子行員が空席を埋めており、ピチビチした若い女性のおしゃべりが以前にも増して活発だった。
主任代理の緒方富美代は、相変らず口やかましく女子行員を取り締っている。
また、田島恵子と畑中道子は、カウンターの脇の席から奥の金庫管理事務に移されていた。森龍彦は、ようやく意識を取り戻したが未だ入院中である。
勝山国夫は、ショックのあまり一カ月近く休んでいたが、ようやく昨日から出勤していた。今朝、転勤願いを出したが見習期間中との理由で受理されず正規の配属が決まるまで、後半年はここにいるよう、支店長から通告されたところだった。
しかも国夫の席はいつの間にか取り払われていて、当分の間、デスクなしで金庫管理の雑用係を勤めるよう指示された。
さらに驚いた事には田島恵子と畑中道子の二人の指示に従うよう命じられたのである。
つまり、彼は年下のこの二人の女子行員に顎で使われる立場にされたのである。これには国夫もさすがに顔色を変えて支店長に抗議した。しかし、支店長の説明は彼を絶望の淵に叩き込んでしまった。
「君はね、先日の事件で、表沙汰にはならなかったが、警察に対して銀行の恥晒しになっ
たんだ。森君に較べて君の行動は何だ! 犯人の言いなりになって女子行員を裸にしたそうじやないか……本当なら直ぐにでも首にするところなんだが、田島君と畑中君が君を弁護したんで、もう少し様子を見ることにしたんだ。その代わり、あの二人には絶対服従する事。そしてよく礼を言って十分、仕込んで貰うんだな」
以来、国夫の銀行での勤務は、辛い、屈辱に満ちたものとなった。
恵子と道子は、彼を〔お前〕と呼び捨てにし、自分達を〔恵子様〕 〔道子様〕と呼ばさせ、常に敬語を使うよう要求したのである。
「本当はね、お前のことを〔豚〕と呼んでもいいのよ。みんなの手前があるから勘弁してあげてるんじゃないの! 有難く思って私達の命令に服従するのよ」
「そうよ! 第一……あの豚の御馳走を想い出して御覧! フフフ、お前に私達の顔をまともに見る勇気はないはずよ」
恵子と道子は、今や心の底から彼を軽蔑し切っており、新顔の女の子の前でも平気で国夫を侮辱し、屈従を強いた。
それは、侵入者達に凌辱された吐け口のない怒りを、国夫を痛めつけることで晴らしているともいえた。国夫は用事のない時でも椅子に座る事を許されず、些細な事を理由に毎日、彼女等の前の床に正座させられ、顔を足蹴りにする折かんを受けさせられた。
それを傍であからさまに見せつけられた新人の女子行員が、すっかり国夫を馬鹿にし、コキ使うようになったのは当然の成り行きである。
すべてが落着いて正常に機能し出した頃、新入女子行員の歓迎会が行なわれた。
食事が終り、支店長達幹部が退席して座がくつろいだ頃、残された黒一点の国夫が恵子の命令で女子行員一同の前に引き出された。
「皆さん、この男が先日の事件の折にどんな役割を演じたかは薄々お察しの通りですが、その時見せたこの男の豚としての特技を、ここで余興として皆さんに披露させます。この男は驚いた事に私達女性の便器として奉仕出来るんです……いいわね。お前もあの時の事を忘れないように、もう一度想い出しなさい。そして豚の正体を皆に見て貰うのよ」
国夫にとって、この仕打ちは全く不意討ちの事だった。逃げようとしたが、たちまち皆に取り抑えられる。
手足を四人に一本ずつ抑えられて仰向けに寝かされた国夫の首を恵子が跨ぐ。
しばらくの間、恵子は真っ赤になった彼の顔を笑いながら見下ろしていたが、やがて尻を下ろした。
素早くパンティを脱いで国夫のロをピタリとアヌスで塞ぐ。
しばらくすると一同のざわめきの中で、国夫のうめき声が会場に響き渡るのだった。
〔完〕
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1985年10月スナイパー10,11月号
(スレイブ通信45号に再掲載)
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2010/07/04