#01屈辱のハネムーン 阿部譲二作
社長のひとり娘である美貌の花嫁を手に入れた男に待ち構えていた罠! 新婚旅行の初夜に騙されて手錠を嵌められた男は女の股間に顔を敷かれて存分に陵辱される。そして、次の晩に姿を現した彼女の恋人は何と彼の同僚だった。二人は彼の目の前で抱き合い、彼は二人の股間に舌奉仕させられる。結婚は恋人との浮気をカムフラージュする目的だった。 |
華燭悪夢
「では、新郎木村和夫君と新婦明美さん、お二人の門出を祝して"万才"」
友人代表の気負いこんだ声に和して見送りの人垣がひとしきりどよめき、拍手の中を列
車が動き始めた。新妻に寄り添われて、と言うより、にこやかにほほえみを振りまく大柄
な彼女のうしろから伸び上る様にして、彼も型通り満面に笑みを浮かべ手を振っていた。
見送りの大部分が、社長の一人娘である新婦がお目当てであったし、
父の会社で5年近くもOLとしてひときわ派手な存在であった彼女は、元々とりまきにはこと欠かなかった。
それにひきかえ、故郷を遠く離れ同じ会社に入社して2年目の彼には、
ホームの人波の間に郷里からかけつけてくれた親代りの叔父夫妻と、同期入社の友人を数名、
やっと見つけたにすぎなかった。
振り返れば挙式から披露宴の段取りは彼の意志と関係なく、すべて新婦側のぺースで事が運ばれていた。
もともと娘の無軌道振りと乱脈な男関係に手を焼いていた形の社長にとって、一流大学出身で見所もあり、
それに殆んど身寄りのない彼との結婚を娘が承諾したときは、やっと肩の荷を降ろした心境であったに違いない。
一方、彼の方は仲介の課長から話を持ち出される前から、隣の課でいきいきと立ち働い
ている彼女の輝く様な美貌と、日本人ばなれしたプロポーションにすっかり魅せられてい
たものの、生来の気の弱さから、彼女のとりまきに割り込む勇気もなく、時折目に入る彼
女の姿をただあこがれの眼差しで見守るばかりであった。
だから、友人からいくら彼女のふしだらな生活や、おそらく育ちのせいであろう高慢な性格を挙げて、
思い止まる様忠告されても耳に入ろう筈もなく、一も二もなくこの結婚話を承諾してしまったのである。
「やっと二人きりになれたね」
グリーン車のシートに身を沈めた彼は、暮れかかる東京の街なみに目を走らせている新
妻に優しく声をかけた。
「ほんとね。でもこの一ヶ月は随分あわただしかったわ。お話が決まってから、和夫さん
と二人だけでお会いしたことって、まるでなかったみたい」
"本当だ"彼は心の中でつぶやいた。婚約期問も僅か一ヶ月余で挙式と言うスピード振り
には別に彼とて不満はなかったが、数少ないデートの折にはきまって広壮な彼女の邸宅で
大部分の時間が潰され、絶えず二人の間には家人達が出入りしていた。
彼にとっては、こうして夫婦となる前にお互の心を割って身の上を語り合う機会のなかったのが唯一の心残りであった。
そのせいか目的地までの時間は、甘いかたらいのうちにあっと言う間に過ぎようとしていた。
突然、披女が改まった口調で、
「私、あなたに一つお願いがあるの。私ってとても我儘で夫に仕えるというタイプではな
くってよ。それどころか夫をお尻に敷いて思い通りにすることが私の夢なの。あなた、あ
なたなら甘んじて私のお尻に敷かれて下さるわね」
彼の顔をのぞき込む様にして同意を求める彼女の顔は、車内の熱気のためかピンク色に
上気して大輪のバラの様に美しかった。
「そりゃあね……まあ」
口ごもりながら、肯定とも否定ともとれる返事に、彼女は重ねて、
「OKね!」
と念を押す。彼は顔にかかる彼女の香ばしいかおりがかもし出す甘いムードに酔わされ
て「ウン」と頷くほかはなかった。
新婚初夜の宿は洋式の一流温泉ホテルで、二人は豪華な続き部屋に通された。
毛足の長いふかふかした絨毯をしきつめた広い部屋には、クラシック調の家具が光彩をはなっている。
差し向いの夕食が終り、ビールの酔いも手伝っていつになく積極的になった彼は、地
下のナイトクラブに彼女を誘い、甘い音楽にダンスに夢心地の時を過ごした。
部屋に戻ったのは十時を廻っていただろうか、漸くあたりも静寂をとり戻していた。洋
式のダブルベッドのカバーが外され、枕もとのピンクのスタンドがなまめかしい妖気をま
き散らしている。
「風呂に入るかい?」
いささかバツの悪い思いで彼女を振り返ると、
「そうね。でも一緒に入るのはいやよ。それからひとつ聞いておきたいのだけど……私は
とっくに処女なんて捨てているけど、あなたはひょっとするとまだ童貞?」
彼女の美しい顔におよそ似つかわしくない予想外のこの露骨な質問に一瞬ドギマギした
彼は無言でうなずいた。
「やっぱりね。それじゃあ今夜は私がリードして上げるから心配しなくていいのよ」
ポーッと赤くなった彼を見下す様な口調で言うと、彼女は、続き部屋の化粧台の前にすわり、
「着物をぬいで先にベッドに入ってちょうだい。お風呂はあとまわしよ」 と命令調できめつける。
機先を制せられた様な気がしてスゴスゴと言う通りにベッドに入り彼女を待つ彼の胸は、
それでもさすがに次第に動悸が高まっていた。
「どお?」
暫くして寝化粧を終え彼の目の前に現れた彼女は匂う様に美しい。
賛嘆の色の浮かぶ彼の目を満足そうにみつめた彼女は、
ピンクのネグリジェの据をつまみちょっとおどけてウインクしてみせた。
豊かな胸と豊満な肢態がうすい布地からすけて刺戦的である。ふと、彼女の手に光るものがあるのに気づいた。
「そこに持っているのは何だい?」
「フフ、いいものよ」
彼女は右手の何やら金属製の道具の様なものを後ろへかくす様にして近づいて来た。
「あのね。今夜はね、すべて経験者の私の言う通りにするのよ。判ったわね」
あやしげな笑みを浮かべて念を押す声に、彼は呪縛にかかった様にうなずくばかり。
「じゃあ、うつぶせになって、顔を横に向けて」
言う通りの姿態になった彼の背に彼女の重みが加わり甘ずっぱい香りが近づいて来た。
「手を後ろに廻して私のおっぱいを触ってごらんなさい」
子供にさとす様な口調がささやく。弾力性のある二つの隆起が彼の背中に触れ、彼の両
手は彼女の手で優しくそこに誘導されていく様であった。
ところが突然冷たい金属が手首に触れ、
カチッと音がしたと思うと後ろに廻した彼の手はそのまま自由を失ってしまった。
思いもかけず自分が彼女に手錠をはめられたことを彼の頭が理解したのは暫く時間が経過してからである。
「ど、どうしたんだ。何をするつもりなんだ」
すっかり動転した彼は、一瞬身を起こそうとしてもがいたが、不自由な姿勢では彼女の
体重をはねかえすことは所詮叶わない。彼女は無言で身体の向きを変え、彼の足首にもう
一つの金具を手ぎわよくはめた。
すっと背中が軽くなり、はずみで仰向けに転がった彼の顔を披女が真近かにのぞき込ん
だ。
「じたばたするんじゃないの。私の言う通りにすると約束したでしょう。あばれない様に
手錠をはめただけよ。勿論あとで外してあげるわよ」
声の調子が突然冷えこみ、今しがたまでただよっていた甘い雰囲気は影をひそめている。
「あなたはさっき、私のお尻に敷かれることをOKしたわね。早速だけどこれから体験さ
せて上げるわ。いざとなって逃げ出すことが出来ない様にしたまでよ」
彼女にひたと見据えられた彼の目には一瞬とまどいが、そしてすぐに軽い怒りの色が浮
かんだ。
「ひどいじゃないか。こんなにして人の自由を奪ぅなんて! それにお尻に敷くって君は
言うけれどそれはあくまで物のたとえだ。僕は君の奴隷じゃないんだ。主人なんだぞ」
やや激した彼をいなす様に笑みを浮かべて、
「あら、そうかしら? 結婚したら男の方が主人だなんて、封建時代のセンスよ! 時代
遅れもいいところだわ。私達の間では女の私が主人、いいこと、君は私のお尻に敷かれる
男。何なら奴隷にしてあげてもいいのよ。とにかく、これからはそんな偉そうな口を聞け
ない様に今晩はたっぷり教えて差しあげるわ」
そう言いながらなおも激しい言葉を返そうとする彼の口に素早くナイロンストッキング
のさるぐつわをかませた。
「あなたは物のたとえとおっしゃったけど、それが現実になるのよ。今から私のお尻であ
なたの顔を下敷にしてあげるから、どちらが本当の主人か私のお尻の臭いを嗅ぎながら考
えるといいわ」
驚愕に見開いた彼の目を見下ろしながら、彼女はゆっくりとベッドの上に立ち上り、彼
の顔をまたいで立った。顔の上に拡がるネグリジェの据を通してスタンドの光が彼女の豊
かなヒップと、それを包む赤い水玉模様のパンティをくっきりと浮き出し、彼女がゆっく
り腰を落とすにつれてそれは彼の視界一杯に急速に拡がった。
顔から少し距離を置いてそれがピ夕リと止まると、据をかき分け、彼女の顔がのぞき込んだ。
奴隷接吻
「いかが? 覚悟はよくって? これから女の尻に敷かれる君の心中、どんなかしら?」
手足と口の自由を奪われた彼の目尻から糸を引いて無念の涙が流れた。
目の前に拡がるヒップが異常な大きさに感じられ、彼を威圧した。
パンティが喰い込んだ尻の割れ目のあたりが、見た目にそれと判る程褐色に汚れている。
「くやしい? でも君が承知したことだから仕方がないわね。御主人様の臭いをよく覚え
るのよ。判ったわね」
スーと尻が降ろされ彼の顔面を柔らかく抑える。鼻孔に尻の中央が押し当てられ、ムッ
とする異臭が彼をおそった。思わず「ウッ」とうめき声が出る。
「風邪でしばらくお風呂に入ってないから、よく匂うでしょう? これでどちらが主人か
判ったわね」
彼女は顔の上で尻を揺すり、その度に彼の頭はぐらぐらゆれる。しばらく強く押しつけ、
息が苦しくなったところを見計らって少し尻を浮かす。その度ごとに深く息を吸い込
む彼の鼻孔には、いや応なしに強い臭気が侵入し屈辱の思いをつのらせる。口惜しさ、情
けなきで頭が一杯になりながら彼は女の尻臭を三十分余も嗅がされた。
突然、顔から重さが消え目の前が明かるくなった。続いて頬に喰い込んでいたさるぐつ
わが外されて口が自由になったが、唇の瑞がしびれて感覚がない。
彼の胸の上に尻をのせた彼女は紅潮した彼の顔をいたずらっぽい目付きで見下ろした。
「さあ、これからが本番よ。臭いだけでなく特別に味を味あわせてあげるわ」
「フフッ。情けなそうな顔ね。さっきの元気はどうしたの? 君はさっきダンスをしなが
ら私にキスをしたい、それも女性に対して最初の経験だってささやいたわね。いいわ、許
可してあげる。ただしお前のキスする所は私の唇でなくってよ。お・し・り。
それも一番 汚れているアヌスなのよ。お前にとって女性への最初のキスがとんだ所で可哀そうみたい
だけど。どおお? 初体験を前にしてどんな気特なの?」
彼への呼びかけが"あなた"から"君"になり、そして"お前"と変った。それにも増
して、冷たい彼女のはずかしめの言葉は彼の心をかきむしる。
彼のこわばったあごが、せい一杯モゴモゴと動いたが声にはならず、代りに新たな無念
の涙が再びツーと目尻を伝った。
顔の目の前でパンティが一瞬のうちにずり下げられ、いやらしい程白い尻が視野一杯に
拡がった途端、顔面には再び庄力が加えられた。
と、瞬間尻がちょっと浮いたと思うと少し前に移動し、再びそろそろと落下し、
肛門がピックリ彼の鼻孔に押し当てられる。と、突然、同時に多量のガスが注入された。
強烈な臭気が脳天を貫き、彼は背をのけぞらせてうめき声を上げた。続いて一発、二発
と注入が続き、その度に彼は全身をけいれんさせた。
尻が浮いて、この新たな辱めの効果を確かめる様に彼女の顔がのぞき、
「いかが? 御主人様のおならは? 女におならを嗅がされた男なんて、もう男の資格ゼ
ロね。あら、また涙なんか出して。ああ判った、嬉し涙ね。さあ、あとをしっかりなめる
のよ」
痛烈なショックと針の様なあざけりの言葉が脳天を刺し、彼の中にかすかに残っていた
男の誇りを完全に砕き去った。
しっとりとした汚れたアヌスが唇に押しつけられ、彼はもう反抗する気力きえも失せ
て、彼女の命ずるままに唇を動かした。肛門に付着していた残滓が口中でとけ、ほろ苦い
味が舌を刺す。
「これが好隷の接吻よ。これからお前は女の奴隷、それも女の尻の穴を舐める最低の奴隷
の身分に成り下ったのよ」
「さあ、もっと強く吸って! 映画のキスシーンを見たことがあるでしょう? あの要領
でねぶるのよ。そうそうその調子。どお? おいしい? いくら悔しくっても、これか
らは毎日奴隷としてこの味を味わうのよ。そしてこの御主人様の味をよく覚えこむのよ」
「そうそう、味を覚えてもほかと比べてみなくては覚えたかどうか判らないわね。旅行か
ら帰ったら私のグループの女の子全員のアヌスを味あわせてあげるわ。きっと一人一人臭
いも味も微妙に違っていることよ。その時はお前が自分からみんなにどーか舐めさせて下
さいって土下座して頼むのよ。お前は毎日女の子達のアヌスを舐めて"違いの判る最低の
男"になるの。どおお?」 余りのことに彼女の尻の下で彼の全身が、おこりにかかった様にふるえた。
勝ち跨った彼女の尻はなおも微妙にくねり、バラ色の括約筋が彼の唇をくり返しくり
返し揉欄した。
"プスッ"
彼の口の中一杯に急に臭気がこもり、彼女の直腸に付着していた滓が同時に口中に吹き
込まれ、ほろずっぱい、それでいて刺す様な味が広がった。同時にぬるぬるした分泌液が
唇を濡らす。
「フフッ、女のおならをたべた男なんて、きっと世界でお前が初めてよ。少しは恥を知る
といいわ」
クスクス笑う彼女の声が耳なりの中で遠くにひびいた。
「今度は舌の先を穴へ入れて、そうそう、そのままで強く吸って」
さんざんなぶり抜かれて彼は彼女が尻を上げたあとも暫く痴呆の様に口を半開きにし
て、目もうつろに横たわったままであった。
邪けんにベッドから蹴り落とされ、感覚のなくなった後手の手錠が一瞬背中にくいこみ、はっと我に返った。
「そこへ正座するのよ」
冷たい声に不自由な身体を起こし、ベッドに腰をかけた女の前にやっとの思いで座った。
彼女の足がスッと伸びて頭を抑え、彼の身体は前のめりに彼女の足もとにくずれ、額が
毛足の長い絨毯に密着した。辛うじて膝と額で安定を保ったのが、丁度彼女を礼拝する屈
辱の姿勢をとらされたわけである。
「さあ、私のあとについて言うのよ。"私は一生、御主人様の奴隷としてどんな御命令に
も服従します"そう、それでいいわ。それを十回繰り返しなさい」
不自由な姿勢で口ごもりながら、誓いの言葉を繰り返す彼の目からまた涙が溢れた。
「顔をあげて」
身体を起こして正座に戻った彼を、勝ち跨った美しい彼女が冷たいさげすみの色をあら
わに浮かべて見下ろしている。
「それじゃ、今夜お前が私の奴隷にされた有様を始めから許しく描写してごらん。奴隷の
接吻がどんな味がしたか、そしてお前がどんな気持で私の辱めを受けたかを正直に言うの
よ」
それは残酷な命令であった。彼女は彼に自分の口から一部始終を繰り返さすことで、彼
の屈辱の念を新たにかきたてて征服の快感にひたると同時に、彼の脳裡にこの辱めの記憶
を二重焼にする効果を狙ったのである。そのうえ彼女の指は彼には判らないうちに、そっ
と携帯用のテープレコーダーの録音ボタンを押していた。
顔を真っ赤にして、つっかえつっかえ呟く様に話す彼の顔を彼女の素足の裏がなでまわ
した。
「そおお、それで、そんなに苦くてすっぱい私のお尻をどうしてあんなに熱心にねぶった
の?」
クックッと笑いながら合間になげかける彼女の言葉は、しつように彼を嘲弄し続けた。
目のくらむ様な口惜しさ、恥ずかしさに何度か涙ぐみながら彼がそのおぞましい体験を漸
く語り終えると、彼女はふくみ笑いをしながら今度は傍らに脱ぎ捨ててあったパンティを
とり上げ、彼の目の前で見せびらかす様にゆっくりと裏返した。
股間の部分が褐色に変色し、じっくりと濡れ、先程彼を蹂躙した臭気が鼻をつく。
「口をお開け。お前の舌と歯でこの汚れを落とすのよ」
汚れのひどい部分が手ぎわよく彼の口に押し込まれる。
「唾を沢山出して口の中でもむのよ。そう。今度は歯で軽くかんで、お汁を吸って! そ
うそう。それを何回も繰り返せばきれいになるわ」
命ぜられるままに彼はモグモグと口を動かした。
「どおお? おいしい? 先程のお味と較べてどおお? さあもういい頃ね。出してごら
ん」
「ほら随分きれいになったわ。これこそお前にふさわしい仕事ね。これから私のパンティ
を洗う前には必ず私の前にひざまづいて今の様にするのよ。いいこと?」
彼を見下ろす彼女の目はもう自分の飼犬を眺めるそれであった。
長い長い屈辱の時も漸く終りをつげ、はれ上った手首からやっと手錠を外された彼はベ
ッドの足もとの毯絨の上で、投げ与えられた毛布にくるまって眠る様に命ぜられた。
手錠足枷
こ、これが新婚初夜だなんて! ひどすぎる。手首の痛さとまだ足首にはめられたまま
の手錠、それに床に転がって寝ているみじめさ。無念の気持がはげしく胸につき上がる。
先程受けた数々の辱めの行為が次々と脳裡に浮かび、頭の芯がしびれめくるめく思いに彼
は仲々寝つかなかった。いつしかまどろんだ彼はじゃけんに腕をつかまれて目を覚まし
た。ハッとして起き上ろうとしたが、両腕は早くも再び背中に手錠で拘束されていた。
クックックッと笑い声が上から聞こえ、もがく彼の顔面は彼女の素足で踏みつけられ動
きが封じられてしまう。昨夜のみじめな思いがドッと思い起こされた。悪夢はまだ続いて
いたのである。足がスッと離れ、彼女の顔がぼんやり目に入った。と思った途端、衣ずれ
の音と共にふわりとネグリジェの裾が頬に触れ、次の瞬間には顔面に彼女の白い尻が押し
つけられ唇はアヌスに捕えられていた。
「さあ、どれいさん。朝の御挨拶をなさい」
あざける様な声が命令する。
「そんな舐め方じゃダメ! 昨日の晩教えてあげたでしょう。思い出さないとまたおなら
を食べさすわよ。フフフ、そお、それでいいわ」
「今度は口を大きく開けて、そお」
「いいこと、ちゃんと全部飲むのよ。こぼしたらひどいわよ」
何のことか一瞬いぶかる間に、開いた唇の上に柔らかい肌が触れ、舌の上にポタポタと
何やら滴下したかと思うと、異様な臭気を伴った生暖かい液体がジビリジビリと注ぎ込ま
れた。仰天した彼の耳に、
「飲むのよ! 早く! 早く!」
叱咤する声につられ、彼はあふれる液を夢中でゴクゴク飲み下していた。少し途切れた
かと思うと彼が飲み込むのを待って、また注ぎ込まれる。どこかで覚えのある臭気が口腔
から鼻を抜け、くせのあるしつこい味が吐き気を誘う。しびれた脳がスローモ−ション撮
影の様にゆつくり働いて、漸く彼女に尿を飲まされていると気付いた時にはもう可成の量
を飲み下していた。
全身の血が逆流する思いではね起き様と試みたが、自由を奪われた身にはその功なく、
辛うじて顔をかすかにゆすったのみ。それも気配に気付いた彼女が、
尻を重く押しつけるとあごに重圧がかかり、もうびくともしない。
そうしている間にも液体は次々と口に注ぎ込まれ、ぴたりと塞がれた唇のまわりから、
僅かに糸をひいて頬に伝わった。
結局窒息しないためには、むせびながらも彼は飲み続けぬわけにはいかなかった。
激しい屈辱感にカーッと血が頭に上り、あまりの情けなさに目がかすんだ。胃が一杯に
なってもう喉を通らないと思われた頃、やっと水流が止まり尻が少し持ち上った。
「クックックッ」
不意打ちが効を奏し満足そうな彼女の笑い声。
「とうとう全部飲んだわね。最初にしてはお上手よ。お味はいかが? どれいさん!」
「どんな顔しているの。見せてごらん」
彼女の顔が視野に入り、軽蔑の色をあらわに浮かべた黒い大きな瞳が探る様に見下ろし
た。彼は思わず視線をそらし目を閉じた。
「私の顔をまともに見られないところを見るとさすがに少しは恥と言うものを知っている
のね」
フフンと鼻で笑う。
「さあ、あとをきれいにするのよ」
尻がまた顔に近づき、濡れたその部分が唇をこづく。彼は目を閉じ固く唇を結んだ。
「おや、奴隷のくせに言いつけにそむく気?フン。お前はね、今私のおしっこをゴクゴク
おいしそうに飲んだのよ。そしてその前は私のお尻の穴をペロペロ舐めたくせに! 今さ
ら思い出したように抵抗しても奴隷の身分は元に戻らないわ。それにね、昨夜のお前の話
ね、すっかりテープにとってあるのよ。あれを会社で聞かせたらみんな何て言うかしら?
あきらめるのよ!」
彼の頬をほろりと涙が伝った。
"負けたのだ"
"もうこの女には一生反抗することは出来ないのだ!"
彼は唇を緩めた。とたんにぐつと重みが増す。
おえつをこらえながら、唇と舌を使ってその部分を清め始めた。
「いいわ。それがお前にふさわしいのよ。毎日私のおしっこを飲めばそのうちに馴れて来
ておいしいと思う様になるわ」
「そうだわ、お前、これから水分をとるのを止めなさい。いつでも喉がかわいていたら、
御主人様のおしっこが待ち遠しくなるわ。そして、どうか飲ませて下さいって、
お前から頼む様になるに違いないわ。まあいいざまね」
漸く許されて手足が自由になったものの、彼はすっかり打ちのめされ、床にへたりこん
だまま立ち上る気力も失せていた。
突然、ドアにノックの音がひびき、外から、
「朝食を持って参りました」
とボーイの声。
彼女はネグリジェの上からガウンを羽織り、戸を開けに行く。彼はあわてて着替えを
かかえてバスルームに飛びこんだ。
「もう出て来てもいいわよ」
彼女の声に寝室への戸を開けると、カーテンが開かれ部屋いっぱいに射し込む日射しに
一瞬目が痛い。ビカピカ光る銀の洋食器が並べられ、豪華な朝食の支度がされている。
コーヒーカップを手に持った彼女は、にっこりと彼にほほえみかけた。その笑みはあた
かも"今までは単なるプレイよ。御免なさい。さあ一緒にお食事しましょう"と語りか
けている様である。
ほっと救われた気持でテーブルに歩み寄ると、彼女はだまって足許の床を指した。そこ
に坐れと言うのである。一瞬ためらう彼に、
「どうしたの? 奴隷さん! お前の席はいつでも私の足許よ。さあ早くそこへ座って。
いえ、それよりすぐに言うことを聞かなかったから、罰として犬の様に四つん這いになる
のよ」
"やはり奴隷扱いされるのか!"はかない期待も消えて、暗たんとした気持で女の足許に
手をつき、言われる通りの姿勢をとった。膝を組んだ彼女の形の良い素足が、顔に触れん
ばかりの近さにプラブラしている。
「フフフ、良い恰好ね、お似合よ。えさをあげるからワンと言ってごらん」
「あら、言えないの? コラ、奴隷!」
足が伸びて、かかとが彼の鼻先をいやという程蹴り上げた。
「ウワン」
「なさけない声ね。もう一度!」
「ワン」
「そう。大分良くなったわ、さあごほうび」
彼女はトーストをちぎると足の指に挟み、彼の鼻先につきつけた。
「手を使っちゃだめよ。お前は犬。だから犬らしく食べるのよ」
目の奥がジーンと熱くなったが、もう涙も枯れ、あきらめが先に立った。
彼女の足指が彼の唇に包まれ、トーストは彼の口中に押し込まれた。
「あとを良く舐めておきなさい。犬の様にペロペロとね。フフフ、情けない男ね」
彼は足指の間に舌を差し入れ、唇で一本一本包み込む様にして清めて行った。
「今度はこちら」
彼女はトーストをちぎると足を変える。
何回か繰り返すうちに、一切れ全部が彼の胃に収まった。
「今朝はこれだけ。さあ出発よ、支度して」
「たのむから、そのコーヒーを飲ませてくれないか」
ビシッ。彼の頬が鳴った。
「のぼせちゃだめよ。奴隷の分際で!」
「口のきき方に気をつけるのよ。そして、フフフ。さっきも言ったでしょ。水分はだめ
よ! そのうちまた私のお水を飲ませて上げるから」
聖括約筋
二人を乗せたタクシーは曲がりくねった山あいの道にさしかかっている。片側は見晴し
の良い渓谷になっているが、うっそうとした原生林さながらの景観が広がり、ここが市内
からさほど遠くない距離にあるとは思えない程である。
ホテルの前で車に乗ってからもう三十分も走っているだろうか。
乗るとすぐ彼女は彼には全く心当りのない行先の地名を告げた。横から、
「今日は船で向いの島に渡る予定じゃなかったのかい」
と弱々しく口を挟んだ彼は、
「お前はだまってらっしゃい」
とぴしゃりときめつけられ、意気消沈してシートにかしこまってしまった。
そのうち人家がちらほら見えだし、やがて瀟洒な家並が立ち並ぶ別荘地帯にさしかかっ
た。入口の事務所で一束の鍵を受取った彼女は、ひときわ豪華な別荘の前で車を止めさせ
た。
「荷物を持ってついてくるのよ」
彼に命じた彼女は、門に通じる長い急な石段を先に立って登って行く。ミニスカートの
下から、かもしかの様にすらりとした足が伸び、両手にトランクを下げて後方に従う彼の
顔のすぐ前で豊かなヒップが左右に揺れた。
"この大きなお尻に、おれは征服されたんだ!"
昨夜来の屈辱の数々−無理やり嗅がされた尻臭、汚れたアヌスへの奴隷の接吻、そし
てまだ舌に残っている刺す様な尿の味−が続々と思い起こされ、目の前がぼやけた。
「何をのろのろしているの?」
振り返った彼女は、自分の尻を見つめる彼の視線とその目に浮かぶ涙を見てとると、に
んまりした。
「この山荘をしばらく借り切ったのよ。ここでまたうんとなぶって上げるわ。涙はその時
までとっておいた方がよくってよ」
平屋ではあるがパーティでも出来そうな広広とした居間の前には一面に芝生を敷きつめ
た庭が広がっている。台所に食堂、ベッドルームとすべてにゆったりとぜいたく空間が設
けてあり、照明も家具も一級品であった。
寝室の窓を聞けると、澄み切った山の空気が部屋一杯に流れ込んで来る。
「ああ疲れた! 昨日の晩は遅かったからちょっと眠くなったわ。……少しお昼寝しょうかしら」
彼女はスプリングの良く効いたベッドにはずみをつけながら腰を下ろすと、小さな欠伸
をもらしながらつぶやいた。
「何をそんな所に突ったっているの! ここへ来て坐りなさい」
足もとに彼を正座させると、
「きあ、ここではどんな目に会わせて欲しい? あら、ふるえているのね。
お前って本当に情ない男ね。女の私にこれだけなぶられてもめそめそ泣くだけなのね。
そんな男はもっともっと辱めて涙をしぼりとってやる」
「あ、そうだ。忘れていたわ」
彼女は手を伸ばして傍らの電話をとるとダイヤルを廻した。
「もしもし、あ、あなた? 遅くなってご免なさい。うん、成功よ! 大成功! 完全に
征服してやったわ。フフフ、今私の前の床の上に情ない顔して正座しているわ」
彼の顔を見下ろしてにやりとする。
「あら、今すぐ出られないの? そう、じゃあ、お夕食の用意をして待っているわよ。
彼の奴隷振りをお目にかけるから楽しみにしていて!」
彼の胸は大きく騒いだ。
唾棄蛇蠍
"何と言うことだ! 誰かここへ来るのだ! 一体誰だろう? そしてその他人の前で
奴隷として扱われるらしい"
顔色を変えた彼を横目に見ながら、彼女はまた別の番号を回す。
「大分心配そうね。誰にかけたかそのうち判るわ。今度は私達の会社にかけているのよ。
あ、もしもし、〇〇産業ですか? 秘書課の山崎英子さんお願いします」
彼女のとりまきのOLの中でリーダー格の英子の顔が目に浮かんだ。丸顔の肉感的な平
凡な女だが、どこか底意地の悪そうな所があって、彼は何となく虫が好かなかった。
席が近いこともあってか彼は英子に何回かデートに誘われたが、社長の娘に心を奪われ
ていた彼は、ただうとましいだけで何かと口実を設けては断わっていた。終いには彼女に
もそれが判ったらしく、ぷっつり話しかけなくなった。
「あ、英子? 私よ、今誰かそばにいるの? いないの?
そう、じゃゆっくり話せるわ フ、未だよ、彼は未だ童貞よ。それよりね、彼って、変態なの。
マゾって言うのかしらそうよ、女にいじめられて喜ぶ男がいるでしょう。あれよ!
咋日の晩からいやらしいこじゃ思い切って言うわ。あ、一寸待って」
受話器を手でふさぐと彼女は彼の方を向き、あごをしゃくって部屋の外へ出る様命令
した。寝室の戸口の外から耳をすましたがよく聞きとれない。さっきの調子でさんざん彼
を悪者扱いしているのかと思ぅと、胸がにえくりかえった。暫くすると、
「入ってらっしゃい。英子が話したいんだって」
ニヤニヤしながら受話器を愛し出し、
「余計なこと言うんじゃないのよ!」
声を低めてくぎをさす。
「もしもし、代りました。木村です」
「もしもし、私、英子よ。早速だけど、あなたって随分ハレンチな人なのね。すっかり聞
いたわよ。いやらしい! 話を聞いて私"はき気"がしたわ。これじゃ彼女があんまり可
哀そうよ! あなたがそんな変態だと判っていたら、私が自分の奴隷にして彼女には指一
本さわらせない様にするんだったわ。とにかく旅行から帰って来たら私達のグループで気
のすむまでいじめてあげるから、彼女にあまり無理言って困らせない様にするのよ。もし
もし、聞いているの?」
「聞いています。でも本当は……ウッ」
彼の首筋がいやと言う程つねられた。
「何ですって?」
「いや何でもないんです」
「でも、女のお尻を舐めたり、おしっこを飲んだりするなんて、あんたも最抵の男ね!
いつも会社で私のお尻を眺めて、そんなこと想像していたって彼女に告白したそうだけ ど、本当?
まったくあきれたわ」
"英子の尻を? そ、そんな! でたらめだ!"彼は心中で叫んだ。
「でもね。フフフ、私ね、御希望通りあなたの顔をお尻に敷いてみたくなったわ。それに
彼女のおしっこ、どんな味がしたの? 私のと較べさせてあげるから期待してらっしや
い。あ、誰か来たわ。じゃ又」
"あの英子にまで尻に敷かれ、飲まきれる!"
その時の屈辱を考えると、唇がわなわなとふるえた。
彼女は横から彼の反応を楽しむ様に意地の悪い笑みを浮かべて眺めていたが、
「さあ、もう切れたんでしょう。ぼやっとしていないで、服をぬいで肌着だけになりなさ
い」
「ひどい! あんまりひどい!」
「また泣く、男のくせにめそめそして! 服をぬいだら奴隷のサービスの仕方を仕込んで
あげるわ。さ、早く!」
彼女は自分も手早くスーツを脱ぐとシュミ−ズ姿になり、彼の方を向いてニッと笑いな
がら、わざとゆっくりパンティを脱いだ。
「ここへ来て横になって!」
ベッドの横の床にあおむけに横たわった彼の顔を彼女の両足が大きくまたいだ。昨夜と
違って窓から差し込む明るい日射しの中で、彼女の股間の黒いかげりが淡く浮かんでいる。
シュミ−ズの据をたくし上げ、尻を彼の顔面近くまで下げる。
「どお? 昨夜は暗かったけど、今度はよく見えるわね? 私のここを間近に見られるな
んて、よっぽど感謝しなくちゃね」
「そうそう、童貞のお前にとって、女の部分を見るのはきつと初めてね!」
"こんなグロテスクなものか!"
間近に迫っている彼女の女性の象徴は彼にとって驚異ですらあった。
「これからお前は舌と唇を使ってここを舐めるのよ。いいこと? 特にこの小さなかたま
りの部分が感度が高いの! 私がいいと許すまで奉仕を続けなさい。あ、それから最初に
汚れを清めるの。ほら、この白い垢をすっかり舐めとるのよ」
彼女の指がピンク色の肉ひだを押しわけると、そのかげにべっとりと白い滓が一面に付
着している。プンと異臭が彼の鼻をついた。
大声をあげて彼女を突きとばし、逃げ出したい衝動が彼を襲ったが身体が動かない。
「さあ、始めて!」
尻が下がり、一瞬早く彼の口は彼女のクレバスでぴったり塞がれた。あきらめの念と激
しい屈辱感がミックスして脳がしびれる。不潔感を必死でこらえて、舌をひだの間に差し
入れ、ねっとりした垢を吸いとって行く。苦みの混じった酸味の強い独得の味が口中一杯
に拡がった。
「お前が今食べているのはね、恥垢と言ってね、一番不潔なものよ。いわば女のセックス
の滓よ。もっともお前の様な人間の滓にはぴったりかも知れないわね。どお? おいしい
? よくその味を覚えておいて英子達の味と較べてごらん。ウフフ、全くいいざまね!」
英子の名前を持ち出すと彼の屈辱感が倍加することを、早くも彼女は見ぬいてしまって
いた。
「さあ、きれいになった様ね。じゃあ奉仕を始めなさい。心をこめて私に虹の夢を見せる
のよ。あら、下手ね。ウウン、もっと強くよ!」
彼の舌の動きがもの足らぬげに、彼女は尻をくねらせ、唇の上にその部分をこすりつけ
た。彼の唇はまくれ上がり、鼻にまで柔らかい肉塊が押しつけられる。やがてぬるぬるし
た分泌液があふれ出し、顔面に拡がった。彼女の尻が赦しく前後に揺れ、ぴちゃつぴちゃ
っと音を立てて女性自身が、そしてクリトリスが彼の顔面にくり返しこすりつけられる。
さらし粉の様な香りとねばねばした淡い味の分泌液が、彼の鼻孔や口中にすり込まれてい
った。
やがて頂点に達したと見え、両ももが痙れんして彼の頬を強く挟み、尻が重く顔面に押
しつけられ、しばし彼の呼吸を奪った。尻の割れ目の隙間から辛うじて口で空気を吸い込
むと、ズズズと音がして、ひとしきり溢れ出た分泌液が一緒に喋り込まれ、喉に流れ込ん
だ。
「あらあら、その顔、ベトベトね! 可哀そうに」
腰を上げた彼女は蹂りんされつくした彼の顔を、かたわらに脱ぎ捨ててあったパンティ
でぐいと拭った。ほっとした彼に向かって、
「未だ終っていないわよ。今度はベッドでアンコールよ!」
彼女は彼の髪をわしずかみにするとベッドの上に横たわり、彼の頭を股間にぐいとばか
りはさみ込んだ。
「きあ、もう一度」
舌の付根がだるくなり、唇はしびれて感覚がなくなった頃、彼女の太ももが硬直し背を
のけぞらせて果てた。
「あと始末をしたら解放してあげるわ。勿論全部舌で舐め取り吸い込むのよ。そうそう、
お上手よ」
「じゃあ私、暫く寝るわ。お前もその下の床で休むといいわ。今晩は又新しいサービスの
仕方を仕込んであげる。きっとお前にとって忘れられない夜になるわよ。今のうちに力を
たくわえておおき」
畜生仕置
日は既に西に落ち、夕闇が迫ると山の冷気が肌寒く感じられて来る。昼寝から覚めると
買い置きの豊富な冷凍食品を使って夕食の仕度を済ませ、彼女は先程から寝室の隅に置か
れた三面鏡の前で化粧に余念がなかった。
一寸気に入らないとまたやり直すので、もう小一時問もかかっているだろうか。彼はと
言えば、哀れにも化粧台のスツールの上に頭を載せ、彼女の豊かなヒップの重みを顔面に
受けさせられている。すでに両手は再び後手錠に拘束されており、背をのけぞらせたまま
だが尻が床に着いているので充分長時間耐えられる姿勢である。
それより、スツールのクッションと彼女の尻に頭を挟まれ、顔が真赤に充血していた。
彼女は彼を窒息させぬ様、尻の位置を小きざみに変え加減してくれるのだが、呼吸はそう
楽ではなく強く息を吸い込むたびに、すえた様な尻臭がパンティを通してまともに鼻孔に
侵入して来る。彼の顔に跨がったままだと肛門を押し拡げようとする力が作用すると見え
て、先程から一度ならず二度三度と放屁が続き、派手な音と共に彼のうめきが繰り返さ
れ、彼女のクスクス笑いをさそっていた。
突然、玄関のチャイムが派手に鳴り響いた。鏡に顔を近づけ眼尻のアイシャドーのに
じみを素早く拭き取ると、彼女はパッと尻を上げ彼の顔に一べつをくれると小走りに玄関
へ急ぐ。やがて彼女の陽気な笑い声に男の声がからみ合いながら寝室へ近づいて来た。
みじめな思いに起き上がる気力もなくスツールに頭をのせたままの彼は何やら聞き覚
えのある男の声にハッとした。
彼女に寄り添われて寝室に入って来た男の顔がやっと首をもたげた彼の目に入った。
何と彼と同期入社の田上である。ニヤニヤ笑いながら、
「オイ、おかしな恰好してどうした! ハハア、さては今までそこでそうして彼女の尻に
敷かれていたんだな!」
彼は充血した顔をさらに赤らめてあわててよろめきながら立ち上がろうとした。
「ダメよ! お前は膝をついたままでいるのよ。この家の中では人間並に二本の足で立ち
上がることは許さないわ」
「今夜はね、これから田上さんと二人でたっぷり辱めて上げるから期待してらっしや
い!」
「さあ、居間で一休みするからお前も来るのよ」
手を組んで歩く二人のあとから、膝でにじり歩きながら従う彼のみじめな姿をながし目
に見て、彼女は甘い口調で何やら田上にささやいていた。居間のソファに落ち着いた二人
の前で床に正座させられた彼は、同期の競争相手の前でなぶられる辛さに涙をこらえるの
が精一杯だった。しかし少しでも弱みを見せると彼女はそこを何度でもいたぶって来る。
それが判って来た以上、彼は何とか表面上は心を見すかされぬ様、平静を保とうと努め
た。それにしても田上とは意外であった。入社して間もなく、これも彼等と同期入社のO
Lの美津子と社内結婚をした男である。面長なしっとりした、どちらかといえば昔風の美
人の美津子には彼自身ひそかに思いを寄せていただけに二人の結婚は彼にとって痛烈なシ
ョックであった。しかし明美に惹かれ始めてからはいつしか忘れるともなく記憶から遠ざ
かってしまっていた。
"妻のある田上が明美の相手とは! どうしてだろう?"
その疑問に答える様に彼女は、
「田上さんと私はね、ただのお友達なのよ。と言うより浮気の相手と言った方がいいのか
しら?」
「そんなもんだろう。僕の意見では浮気こそ現代人のストレス解消の最良の方法さ。彼女
だっておやじの目を逃れて大っぴらに浮気を楽しみたいからこそ君と結婚する気になった
のさ。別に君に惹かれたわけでも何でもないんだ」
「そうよ。田上さんが、あなたならおとなしいし、うまく仕込んだら一生奴隷として奉仕
するだろうってアドバイスしてくれたのよ。昨夜の段取りだって二人で色々計画しておい
たの。でもあんまり計画通りに行ったのでかえって気持が悪いくらい!」
「そうさ。でもその手錠を見つけるには苦労したぜ。SM雑誌にのっていた通信販売の広
告からやっと手に入れたんだが、目の玉が飛び出す程高かったよ」
「あのね、田上さんの意見では人間を奴隷にするためには、二度と反抗出来ない様な辱め
を与えて、しかもそれを忘れない様に何回も繰り返すのがこつですって。だからお前はこ
れから一生毎日私に奴隷の接吻をして私のお小水を飲むのよ」
「フフフ、女のケツの穴を舐めたがり、ションベンを飲んだりお前も随分成り下がったも
んだな。オイ! こっちを向いてみな。俺の顔がまともに見られないだろう」
激しい怒りに彼は敵意をあらわにして顔をそむけた。
「あら、不満そうね。そうだわ! いいアイディアが浮かんだわ! お前、いまここで田
上さんに奴隷の接吻をお願いするのよ。そしたら二度とそんな態度はとれなくなるわ。さ
あ早く!」
「あら私の言うことが聞けないの? じゃ昨夜のテープを田上さんに持って帰ってもらっ
て会社のみんなに聞かせましょうか?」
「テープって何だい?」
「いいの、あなたにはあとで聞かせてあげるわ。さあ、どうなの?」
この新たな屈辱の脅迫は、まるでガンと頭をなぐられた様な強烈な衝撃を彼に与えた。
反抗と屈服のどちらをとるべきか、心の中で激しい戦いが起こつたがやがてそれも終りを
告げ、遂に彼は田上の前に身を屈した。
「ど、どれいの接吻を。ど、どうか……」
と絞り出す様な悲痛な声。
「頭が高いわ!」
彼女はじゃけんに彼の頭を後ろから蹴る。額を田上の足許の床にすりつけ、後手錠の両
手を高々とさらしながら遂にこらえ切れずおえつの声が洩れた。
「何だって? 聞こえないぞ! もう一ぺん言ってみろ」
「ど、どうか奴隷の接吻をお願いします」
田上はニヤリと笑ぅと意地悪く問い返した。
「奴隷の接吻? そりや一体、どうするんだい?」
黙りこんだ彼の尻を、彼女の足が蹴り上げた。
「さ、言ってごらん。田上さんのどこに接吻したいの? ちゃんと正確に言うのよ」
ウッウッとしゃくり上げながら、
「どうか……お、お尻の穴に接吻させて下さい」
「へえ! おれのケツの穴を舐めたいんだって? こいつぁたまげた。よっぽどお前は変
態だな! 顔を上げてみな」
涙でくしゃくしゃになった彼の顔を二人がのぞき込み、あざけりの言葉が交互に続けて
浴びせかけられた。田上は立ち上がるとズボンを脱いだ。
「ホレッ!」
ブリーフで包まれた尻が彼の顔の前につきつけられた。
「さあ! 手始めに臭いを嗅いで、そして私の臭いと較べてごらん」
彼女はクスクス笑いながら命令する。
にじり寄って尻の割れ目に押しつけた彼の鼻を異臭が刺した。
「可哀そうだからじらさずにねぶらせてやるか!」
彼を蹴り倒しておいて田上は彼の顔の上に跨がった。男のものがぐにゃりと彼の顔の上
の額に触れ、尻の穴が唇に押しつけられる。
「私の時と同じ様にしっかりお舐め!」
と彼女の声。こうなるともうやけくそであった。舌を出し唇を使って繰り返し田上の肛
門を味わう。
「オイ! くすぐったいぜ。もっと力を入れてねぶるんだ。そう、そうだ。フン、一体ど
んな味だ?」
随分長い時間がたった様に思われたが、実際には十分程だったろうか。田上が尻を上
げ、涙の溢れた彼の顔を眺め下ろす。
「今度は、私よ!」
…続いて彼女の尻が彼の唇を奪った。
「二人の味をよく比較するのよ。ほら、もっと強く吸って!」
田上の骨張った尻に較べてぽってりした女の尻は重量感の点でも遥かに優っている様だ
った。アヌスも分泌液が豊富なのか最初からじっとり濡れ、味もねっとりしている。それ
に小きざみに尻を揺するのでいやでも肛門が拡がり、彼の唇全体にこすりつけられる。漸
く終ったあとで彼女は今の屈辱の味を詳しく比較して描写しろと命令する。二人はクスク
ス笑いながら彼の言葉のあげ足をとり、しつようにあざけりの質間を繰り返した。
「腹がへったぞ。めしにしようや」
「そうね。すっかり用意出来ているのよ」
「こいつはどうする? ケツの穴を舐めても腹はふくれんだろう。何か食わしてやるか?」
「そうね」
小首をかしげた彼女はやがてニンマリすると台所に消えた。やがて食卓についた二人の
横の床に土下座させられた彼の前にきたないアルミの容器が置かれ、中には残飯が盛られ
ている。
「フフフ、わざわざお隣りまで行って犬にやるご飯を貰って来てあげたのよ。その入れ物
も犬が今しがた使ったばかりのものよ。犬のお下がりだなんて、お前にふさわしいと思わ
ない?」
新しい涙が溢れた。手が使えない彼は前かがみになって容器の上に顔を伏せた。腹のへ
った彼には、肉汁のかかった残飯の香りはそれでもたまらなく食欲を誘う。
「お待ち! お味をつけてあげるのを忘れたわ」
彼女は含み笑いをしながら容器をとり上げ、田上の前に差し出した。
「あなた、唾をかけてやったら?」
「プッ! そりや良い考えだ」
田上はたっぷりと唾をたらすと続いて"カッ"と痰を吐きかける。
「ほら、田上さんがお味をつけて下さった。お礼をお言い!」
彼が口ごもりながら礼を述べると、
「今度は私の番よ」
彼女は容器を跨ぐとパンティを下ろし、残飯の上に勢いよく放尿した。
まだ湯気のたつ残飯が、これみよが「お上がり! さ、早く!」
"どうしてこんな目に合わされるんだ!"
心の中で泣きながら彼は容器の中味に口をつけた。今朝味あわされたと同じ彼女の尿の
味が舌を刺す。二人はこんな彼を楽しむ様に眺め下ろしながら食事を始めた。容器の底に
たまった汁−それもほとんどが彼女の尿だったが−も残らず吸い込む様に命ぜられ、
あとは容器の内側をくまなくぺロペロ舐めさせられた。
「どお? おいしかった? これからはいつも私がお味をつけて上げるわよ。そうだわ、
会社にはお弁当を持たして上げるから英子にお味をつけて貰いなさい。英子達の前で毎日
四つん這いになってお昼ご飯を食べるの、きっと楽しいわよ。その時のお前の姿が目に浮
かぶわ!」
尻穴奉祀
夕食後の休みもそこそこに、二人は一緒に風呂に入ろうと言い出した。彼は寝室から浴
室に通ずるドアの前に正座させられ、二人の入浴の間に田上のブリーフと彼女のパンティ
を舌で清めておく様命ぜられた。彼女のものは昨夜替えたばかりなので、一見真新しかっ
たがそれでもプンと尿の香りがし、肛門の当る部分にはうっすらと褐色の"おり"が付着
している。田上のものはそれに較べてひどい汚れであった。着替を持たず出張した帰りと
かで、股の部分は昨夜彼が舐めさせられた彼女のパンティよりひどく汚れており、さすが
に彼女も哀れに思ったのか、鼻をつまんで汚れた部分を裏返して彼の口の中に押し込み
ながら、
「可哀そうだけど、がまんしてきれいにするのよ。出て来るまでに清めておかないとひど
い目に合わされるわよ」
浴室では二人のはしゃいだ声が響き、ひときわ彼女の嬌声が耳を打つ。
彼は後手綻の不自由な姿勢のまま吐き気をこらえ田上のブリーフをかみしめ汚れを吸
い取りながら、つくづくそんな自分が情けなかった。
彼女のパンティにとりかかって間もなく、二人が全裸のまま浴室から出て来た。
さんざん中でじゃれ合って来たと見え、二人共上気して笑いころげんばかりである。
田上の男性の象徴はすでに硬直し、彼女も目をうるませている。
「あら、あなたの分はきれいになっているわ。フン、ほんとうに奴隷ぶりが板について
来たもんだわ。ほら、また涙を流している。いくじなし! 少しは恥をお知り! さあ私
の分はもういいからベッドへいらっしゃい。フフフ、もっともっとみじめな目に合わせて
上げるから」
部屋の中心には柱付の豪華なダブルベッドが据えてあり、二人はその上で待ちかねた様
に裸のまま抱き合った。
「まだよ。そんなにせかないで。フフッ、くすぐったいわ。うんと愛撫してちょうだい」
彼は茫然として、悩ましくくねる彼女の豊かなヒップに見とれていた。
「何をしてんの! 早く、こっちへ来るのよ!」
彼女の叱る様な口調に、ひざ歩きのぶざまな恰好でベッドへにじり寄った。彼女は田上
と横向きに抱き合ったまま振り向くと、うすら笑いを浮かべ腕を伸ばして彼の髪をわしづ
かみし、女と思えぬ力で彼の首をベッドの上に引き上げ、ぐいとばかり顔面を股間に挟み
こんだ。
「さあ、童貞の奴隷さん! 男と女がどんな風に浮気をするのか特等席で見られるわよ。
クックッ、その代りお前も私の気分が出る様に協力するのよ。さあ初めにちゃんと奉仕し
なさい」
そう言いすてると彼女は田上の首に腕を巻きつけ唇を重ねた。あまりのことに動てんし
た彼の首を彼女の太ももがさいそくする様にぐっとしめつけ、腰をしゃくって彼の顔を自
分の股間に押しつける。夢中で舌で奉仕を始めると太もものしめが少しゆるみ、代りに尻
が微妙にくねり始め彼女の分泌液が彼の舌から口中に拡がって来る。
彼の顔がやがてみじめにもベトベトになった頃、やっと彼女の口
からウウーンと言う陶酔の声が洩れ始めた。
「オイ、そろそろ本番いいだろう」
田上のささやく息づかいが荒い。
「そうね、ちょっと待って」
彼女は田上の腕の中から身を起こすと、股間の彼の髪をつかみ彼をベッドの上に完全に
引き上げ、仰向けにし胸の上に跨がった。スタンドのシェード越しの淡い光の中で破女の
白い顔が彼を見下ろしている。
彼のテカテカ光るみじめな顔を見るとトロンとした目に一瞬さげすみの色が浮かんだ。
腰をずらして彼の顔面にムズと尻を据え、アヌスを彼の唇に押しつけるとそのままの
姿勢で彼の身体の上に仰向けに寝る。その上に田上が覆いかぶさった。
二人の身体の重みがずっしりとこたえる。股を大きく開いた彼女の股間から破の顔面
が逆さにのぞき、その顔前で田上の怒張が彼女の割れ目にすっぽり吸い込まれた。同時
に額にぐにゃりと田上の肉塊が触れる。
「おい、女はこうして可愛がるもんだ。しかしお前みたいな奴隷は永久におしも専用さ!
そこでしっかり女のケツを舐めていな」
「フフフ、舐め始めたわ。しつかり力をこめて吸ぅのよ! 本当に情けない奴ね。自分の
妻に尻の穴を舐めさせられながら目の前で浮気されるんだから!」
自分の行為がいかに屈辱的なものかを改めて二人に嘲けられ、彼の喉の奥から熱いもの
がこみ上げ目がかすんだ。
田上の腰が激しくしゃくられ、彼の顔の上で女の尻が揺れ始めた。目の前数センチの所
で男のものがピチャッピチャッと音を立て、早いピッチで出入りする。
彼は涙を流しながら必死で命ぜられた通り彼女の菊座を吸い続けた。
やがて彼女のアアッと言う悲鳴の様な叫びと共に二人の身体がけいれんし硬直すると
そのまま静止する。長い時間がたった様に感ぜられ、やがて強い香りの生温かいねっ
とりした液が彼女の股間の谷間を伝わって尻の割れ目に流れ込み、彼の唇を濡らした。
ゆっくりと田上の身体が起き上がり、続いて彼女がものうげに寝返りをうつと、彼は彼
女の足でベッドの横に蹴り落とされた。
「おい! こっちへ来て、あと始末をするんだ!」
床の上からやっと起き上がった彼の顔に田上の腰が近づき、いきなり口の中に怒張がさ
し込まれた。
「しっかり吸うんだ。いいか、吸ってきれいにするんだぞ! そうだ。その調子だ」
田上のものが彼の口中でピクリとけいれんすると、残っていた液が喉の奥に注入され
た。ウッと声を上げたが飲み込まぬわけにいかない。そのさまをいつのまにか彼女が身体
を起こして眺めていた。
「情けない奴ね! 自分の前で妻と浮気した男のものをおいしそうにしゃぶるなんて」
「さあ今度は私をきれいにするのよ。さ早くそこに寝て」
床に横たわった彼の顔面に彼女の尻が当てられ、彼の口の中には彼女が力むごとにしと
どに濡れた女陰から田上の液と彼女自身の液とミックスしたものが、多量に次々と注ぎこ
まれた。粟の花の香りが鼻をつき、屈辱の奉仕が何時果てるともなく続けられた。
聖尿拝受
窓のカーテンの隙間から差し込む日の光が顔に当たり、彼はふと我に返った。昨夜の屈
辱を思い起こすと頭がしびれる様に痛む。とうとう昨夜は手錠を外してもらえなかったの
で手首の感覚がほとんど失われており、床からやっとの思いで不自由な身体を起こすと肩
から上はく部にかけて痛みが走った。
「あら、気がついた様よ。ほら、奴隷さん。こっちを向いてごらん!」
ベッドの上では二人が抱き合ったままニヤニヤ笑って見下ろしている。
「さあ、こっちへおいで。朝のおつとめよ。昨日の朝教えた様にするのよ」
"またか! そうだ、これからは毎朝こうなるんだ。なんて情けない!"
度重なる屈辱に彼の羞恥心は麻痺して来た様だった。ベッドに膝でにじり寄ると彼女の
足がすっと伸びて来る。それを顔に受けて床に仰向けになると目を閉じて口を開いた。
「まあまあ、お行儀の良いこと! 奴隷振りが板について来たわね。さあ、しっかりお舐
め」
形の良いふっくらとした尻が顔にぴったりと密着したまま円を描く様に揺すられ、アヌ
スが唇をにじる様に強く押しつけられる。ひとしきりねぶらされたあと、
「今度は、飲むのよ」
昨夜の繰り返しであった。ただ違う所は田上のさげすみの視線にさらされていること
と、今度は彼が半ば進んで汚辱の水を口にしている点である。
「あなたも飲ませてやったらどお?」
「そうだな。可哀そうだが奴隷の身分を思い知らせるには良い方法だな」
「ほら、お前そっちへ行くのよ。田上さんがお水を飲ませて下さるそうよ。よくお礼をお
言い!」
再び屈辱の繰り返しである。ベッドに腰かけた田上は笑いながら彼の髪をつかんで彼の
顔を股間にひき寄せ、男のものを口に含ませた。
「女のションペンと男のションペンの味がどう違うかよく味わってみな!」
汚水が彼の喉に注ぎ込まれ、臭気が鼻にこもる。飲み終ったあと、命ぜられるままに
舌で清めていると突然それは彼の口の中で膨張し硬直し始めた。
「OK! ついでに奉仕しな!」
彼の髪をつかんでいる田上の手が彼の頭を前後に揺する。暫くすると口腔に激しい
噴射が行われた。昨夜の屈辱の味が再び口中に拡がる。
「よし許してやる。すぐ、彼女の所へ行くんだ。バカッ、べッドじゃない。そちらのトイ
レだ」
よろめきながら風呂場の方へ近づくと隣のトイレの戸が開き、彼女が手招きする。洋式
の便器に腰かけた彼女の前に正座きせられた。
「どお? 彼のお水は。自分の同期の男にあれ程辱められたらもう一生頭が上がらない
わね。もっとも彼は週に一度は私と浮気をするのだから、お前はその度になぶられるのさ」
「フフフ、それはそうとここでお前が何をさせられるか判る? お前はね、ここで私のト
イレットペ−パーになるの。いいこと。お前の舌であとを情めるのよ。つまりお前はこれ
からたっぷりうんこのついた私のお尻を舐めるのよ。覚悟はいい? ホラ、やっぱり泣き
出したわね。いいざまだわ。泣こうがわめこうがダメよ。ホラ終ったわ」
彼女は便器から腰を上げると彼の顔の前に尻をつき出した。むっとする異臭が鼻をつ
き、褐色のものが彼女の尻の割れ目にべっとりついているのが見える。
「ウッウッウッ」 思わず彼の口からおえつが洩れた。
「きあ、早く!」
彼女の尻がさいそくする様に振られ、披の顔に押しつけられる。彼はおそるおそる舌を
伸ばし褐色のものをそっと舐め口に含んだ。
「そんなことじゃダメよ! もっとかぶりつかなくっちゃ。やっぱり跨がってやらないと
ダメなのね」
彼女の足が彼の上半身を蹴ると彼は簡単にひっくり返った。顔の上に尻が重ねられ、口
いっぱいに汚れた部分が押しつけられた。懸命に吐気をこらえて舐めかつ吸い続けて、や
っと彼女のバラ色の菊座が清められた時に突然、それが彼の唇の上でみるみるふくれ上が
り、彼の口元に一かたまりの固体がガスと共に排出された。
思わず彼の喉の奥から悲鳴に似たうめき声が洩れる。
「あらあら、お前があんまり吸うもんだから少しもれちゃつたわ。フフフ、丁度いいわ。
それを口の中でしゃぶりなさい。のみ込んじゃダメよ。寝室へ戻って田上さんに見て貰う
のよ。とうとう私はこの通り女の便器になり下りました!ってね」
ベッドに腰かけた二人の前で彼は涙をポロポロ流しながら、口中の褐色の塊りをしゃぶ
らされている。
「随分落ちたもんだな! 女のクソを食わされるなんて。ブタ並じゃないか」
「まあまあ、そう云わないで。ブタはブタなりに、一生懸命しゃぶっているんだから。お
前、お味はいかが? 気に入って? 一寸口を開けてごらん。まあ、随分小さくなったわ
ね」
彼女はニヤニヤ笑いながら身をかがめて彼の口の中をのぞき込んだ。
「まあ臭い! 口を閉じて、早く! そんな臭い、きたないものをよくしやぶれるわね。
よっぽどお前は、奴隷に生まれついているのよ!」
「そうだ、こいつを週に一度貸してくれないか? 美津子の奴との後代末をさせてやりた
いんだ」
「そうね、いいわ。お前、美津子さん覚えているわね。週にいっぺん田上さんの家に泊
って美津子さんに奴隷として奉仕なさい。そうだ、田上さんの話だと昔はお前、美津子さ
んが好きだったらしいわね。フフッ、そうするとお前は初恋の女性に奴隷としてなぶられ
るわけね。その時には忘れずに使器にして貰うのよ!」
「大丈夫。二人でかわるがわるションペンを飲ませてやるさ。おい見ろよ。あの情けなさ
そうな顔を!」
「本当ね。こいつが美津子さんの前で四つん這いになって、奴隷の接吻を懇願している姿
が目に見える様よ。それにこいつはこれから毎日、会社で英子や私のグループの女の子達
になぶられる身よ。一年もしないうちに心の底から女の奴隷になり切って、女から与えら
れる辱めがこいつの喜びになること請け合いよ!」
奴隷未来
汽車は間もなく東京に到着する。グリーン車は客の姿もまばらでどんより曇った窓外の
景色も何か重苦しい風情である。彼の隣は空席で彼の胸にぽっかりあいた空しさを象徴し
ているかの様だ。その代り、彼のすぐ前の席からは彼女と田上の華やいだ話し声が絶え間
なく流れて来る。
彼女は田上の肩によりかかり、誰が見てもこの二人を似合いのカップルと思わぬ人はな
かろう。
彼は袖をそっとめくってうずく手首を眺めた。手錠の喰い込んだ跡がくっきりと肌を赤
く染め、所々内出血の斑点が痛々しい。しかしそれ以上に彼の心はズタズタに引き裂か
れ、傷つけられていた。
この数日の新婚旅行の間に彼の人間性は彼女によって完全に奪い去られ、新たに彼女
の奴隷としてのみじめな境遇に突き落とされてしまったのである。
ふわりと風がそよぐ様な気配と共に彼女が隣の席に腰を下ろした。
「こっちをお向き!」
きびしい声音におずおずと彼女の方を上目づかいに見る彼の態度はもうすっかり卑屈な
奴隷のそれであった。そんな彼を見つめる彼女の目には、見下す様な軽蔑の色がありあり
と浮かぶ。
「口をお開け!」
命令しておいてあたりを素早く見廻すと、いぶかしげに彼女の言うままに、開いた彼の
口中に、"ぺッ"と彼女の唾がはき込まれた。
意地悪い笑みを浮かべて彼の反応をじっと見つめる彼女の視線を痛い程感じ、じっと涙
をこらえる。
「フフフ、大分進歩した様ね。でもいくら我慢したってダメよ! これから毎日毎日、
お前の涙が涸れるまで、なぶってあげるから」
力無くうなだれる彼の耳に、東京到着を知らせる車内放送が鳴り響いていた。
(完)
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1983年11月スナイパー11,12月号
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2010/05/26